薬剤師をしながら画商をしています。
今、日本で注目されている画商です。
世界の猫島の相島で、丘の上の美術館を開館。  話題となり大成功をおさめる。現在移転に向けて活動中です。
        麟(うんりき)
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  ★参考記事★

 

 


いつも、ありがとうございます。  

芸術の旅を

配信させて頂いています。

再び、

世界に誇る日本庭園のある

島根県の

足立美術館の展示作品を見てみましょう。




横山大観の作品。
 
大観といえば

富士山作品を思い浮かべる方も

多いと思いますが、

非常に美しい作品を

描いてくれた日本画家です。

大観の作品は

日本人であれば

心を動かされてしまう魅力があります。


横山大観
大観が生きた時代からは

戦争という背景が

作品に

影響しているという事も

日本人であれば、

知っておく事も教養だと思います。

朝日、雲海、富士山の

作品を観ていきましょう。


霊峰不ニ

大観は

作品を

海軍工作学校に寄贈した事もありました。

また作品を売れた時は

軍用機の購入のために寄付をした事もあります。 



ヒトラーへの献呈画を描くなどの

その当時の

日本を支援してくれていた画家でした。

それは、

戦争が進むにつれて

日本は統制が進み、

画家達も

国に協力することを強いられたのです。

国家や軍部に

売上金を奉納する事を目的とした

作品制作、

展覧会開催などが

盛んに行われていました。

戦意高揚を掲げていた時代でしたが、

多くの国民が

作品に共感したのも事実なのです。


神国日本



そうした

大観が生きた時代を知ると

作品の観方も

変わるのではないのでしょうか。

先程の

作品に描かれている朝日は

日章旗を意味しているのではないかと

考えられます。

日章旗は海軍の軍旗で

放射線状に出ているのが特徴です。

太陽が隠れたら

雲の間から光が出ているのを

描いています。

日章旗をつけた飛行機で

戦っていた日本人は

日本の

今の日の丸よりも 

戦時中は

日章旗は有名だったのです。



wikipedia引用


雄大さを描いている

富士作品は

当時の日本を

象徴している作品でもあります。

しかし、

大観にとっては、

富士は

永遠のテーマなのは事実なのです。

大観、イコール富士

といわれるのも間違えはありません。


霊峰夏不二

画像引用


大観は

数多くの富士を描きました。

この作品、

霊峰夏不二は

晩年の作品でも

人格、力量、芸術ともに

満ちた大家の堂々とした一作である。

戦後、

昭和30年の作品で

大観が数え年88歳、

いわゆる米寿を迎える年の作品だった。

(足立美術館 作品説明引用 霊峰夏不ニ)



日本といえば、やはり富士山です。

海外の方も

日本といえば、

フジヤマだという様に、

富士山は

海外の方はもちろん、

日本人ならなおさら

日本を象徴するものなのです。

多くの画家が

描きたい題材となっているのです。


片岡珠子 富士山作品



考古学の世界から掘り下げてみても

古代人も装飾壁画を描いて

芸術を愛する心が宿っていた様に、

衣食住が

満たされても、

満たされなくても

芸術を楽しむ世界は

この地球に生きている人のそばには

いつもありました。

私達は

感動や刺激や癒しなどの

様々な感情を持って生きているからこそ、

心の食べ物が必要となるのです。

アートは

心の食べ物なのです。

絵画の起源は、壁画からなのですよ❣️



フランスのラスコー洞窟壁画

画像引用


いつも、

ブログに

遊びに来て頂きありがとうございます。

感謝感謝。








Pinterest画像引用