スイスの幼稚園は義務教育。
未就園児は、任意で幼稚園の前段階である『シュピールグルッペ』という慣らし保育に通う子供達もいます。
各シュピールグルッペによって異なりますが、我が家に一番近い所は2歳半からの子供達を受け入れており、タマオも先週から週に1回通う事になりました。
初日は親が付き添い、簡単な説明を受けた後、子供の様子次第で親は帰宅できるとの事。
ペマコを幼稚園に送り出した後、ダンナ様と共にタマオの初登園に臨みました。
先生から大体の説明があった後、汽車の形をした画用紙に、子供の名前とお誕生日を書いてデコレーションして下さいとの指示が。
これは、教室の壁に貼るそうで、これから1年、先生やお友達の目に触れる物。
子供の頃から、『図画工作』及び『美術』の成績は5段階中2、3レベルの私が手出しできるものではありません。
という事で、子供の頃は絵を描く事が好きだったというダンナ様におまかせすることに。
ダンナ様が頑張っている間、私はタマオの記念撮影へ。
私やダンナ様でない事は確かです。
そんなこんなで、ダンナ様の所に戻ると、
「ボク、もう仕事にいかないとから、あとお願いね」
と言い残し、立ち去ってしまいました。
テーブルに置かれた、ダンナ様の力作に目をやると。。。
!!
なんなのコレ!?
これじゃあ、まるで
『山に廃棄されたバスの窓に写った心霊写真』
です!
てか!
形は汽車なのに、思いっきり車仕様な窓。
どーすんの?
どーすんの!!
どうやら、コレをデコるのは私の仕事のようです。
仕方ない、愛する息子の為一念発起!
母さん、頑張ってどうにかするよ!!
『心霊 is on a デコトラ』
…ごめん、タマオ。
母さん、どげんもできんやった。
それどころか、ますますワケ分かんなくなってしまったよ。
これが、一年間クラスに貼り出されると思うと憂鬱です。
する事もなくなったので先生に挨拶し、タマオに
「マミー、おうちに帰るけど、すぐに来るからね」
と言うと、
「まだ車で遊ぶ!(からボクは帰らない)」
とタマオ。
…なんてドライな子供!
ペマコがシュピールグルッペに通っていた頃は、泣いて私を追いかけてきてたのに。。。
追われたら面倒臭いけれど、あしらわれるとなんか寂しい。
親である私が、一番面倒くさいヤツなのかもしれません。
これからのシュピールグルッペ生活が、タマオにとって楽しく、実りあるものになりますように!
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