自分の身体は自分で治す。 |  国際マッケンジー協会日本支部公式ブログ

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 McKenzie Method® of Mechanical Diagnosis and Therapy®(MDT)は、 腰痛や首の痛み、手足の痛みなどで悩む人が、そうした症状によって損なわれている健康を、
 その人自身が主体的に回復することを支援する評価・治療・セルフマネージメントを包括したシステムです。


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こんにちわ。

認定セラピストの千代川です。

 

今回、国際マッケンジー協会日本支部の公式ブログへの投稿の機会をいただきましたので、今日まで私がマッケンジー法と共に歩んだ十数年の一部をご紹介したいと思います。

 

私が初めてマッケンジー法を目にしたのは理学療法士を志し実習でとあるクリニックにお世話になったときでした。

学生時代、実習で訪れたクリニックでバイザーをして貰ったのが国際マッケンジー協会認定セラピストの女性の理学療法士でした。

実習では理学療法の基本的な評価と治療を行いレポートにまとめて発表などをするのですが、ある日来院された急性腰痛(ギックリ腰)の患者さんの評価がすごく印象的でした。

整形外科分野での理学療法の基本的な評価といえばROM(関節可動域)測定、筋力検査、整形外科テスト、神経学的検査などです。

マッケンジー法でもこれらの検査は当然行うのですが、その日の患者さんは1人では歩けない、体動も困難なほどの大柄な男性でした。

学生だった私は「何も出来ないじゃんこの人、薬とか注射でもして終わりかな」と思いながら担当していたバイザーを見学していました。

バイザーは「実習には向かないわね、まぁでもとりあえず見てなさい」と一言。

動けない患者さんをうつ伏せに寝かせて受傷機転や経過など丁寧に問診、電動ベッドを動かして徐々に上半身を伸展位に。痛がる患者さんを横目にどんどん身体を反らせていくバイザー。

そして痛がる患者を一度うつ伏せに戻し、腕立ての要領で腰を反らしてみてくださいと求めるバイザーに「あんなに痛がっていて動けなかった患者に何を言っているんだろう?」内心諦めモードの私が目にしたのは普通に腰をそらし始めた患者さんでした。

「あれ?痛くない?」患者さん本人も不思議そうな顔。

その後、1人で歩いて帰って行く患者さんを見送りながら「何なんだこれは」と目を丸くしたことを覚えています。

セラピストが患者さんに指一本触れることなく痛みや動きが改善し帰って行くという、今まで自分が考えていた理学療法からかけ離れた姿に驚きが隠せませんでした。

患者さん自身が自ら動くことで症状が改善し問題が解決する、そんなリハビリを目にしたのはこれが初めてでした。

その後私がこのクリニックに入職した事は必然だったのかも知れません。

 

理学療法士となり4年目の春、最初に入職したクリニックからマッケンジー法の専門家が集っていたクリニックに移ることになり、さらに研鑽を積むことになりました。

このクリニックではマッケンジー法に関わるたくさんの先輩後輩との出会いがありました。マッケンジー協会のトップの先生方と一緒に働けたことはこれ以上ない経験だったと思います。

理学療法士、社会人としてたくさんの経験と挫折も有りましたが、たくさんの仲間に恵まれたのはこのクリニックでマッケンジー法を続けたことに他なりません。

 

そして昨年、東京都江戸川区の守島医院という地域密着のクリニックに移りました。

マッケンジー法の評価では患者さんをしっかりと分類し、その分類ごとに患者教育を行い自立を促すことが重要とされています。

こちらに来た当初は受け身な患者さんがとても多く、リハビリも自分で何かをすると言うより何か(マッサージ等)をしてもらうという感覚で来院されている方が大半でした。

前職場のような、マッケンジー法を受けてみたい、自ら進んでなんとかしようという患者さんに慣れてしまっていたため、そうではない受け身の患者さんの行動変容を起こさせるのは当初とても難しい課題でした。

セルフエクササイズの重要性や生活習慣を変えることの重要性を毎日呪文のように繰り返し、患者さんたちの意識の中に「自分の身体は自分で治す」の意識付けをするまでに3ヶ月から半年程度の時間を要しました。

患者さんと日々コミュニケーションをとり、ニーズやホープを明確にして、ともに目標に向かって行かなくては良い患者教育は行えません。患者さんが目標達成できないのは私の導き方にも問題があるのかもしれません。

患者さんとセラピストの両者が良い方向に向いて行くために自分が何をしなくてはいけないのか、また何をしてはいけないのかを考えるというのは正にselfhelp(自助)の哲学だなと思いながら日々の診療に取り組んでいます。

 

私が理学療法士になろうと思い、この道を選んでから節目には必ずマッケンジー法とそれを研鑽する仲間たちがいました。そのおかげで今の私があると言っても過言ではありません。

自分自身の腰痛や諸々の問題に対する考え方もマッケンジー法から学び実践していることが多いように思います。

自分にとってはリハビリテーションの評価法という枠を超えて生き方の一部にもなっているような気がします。

この記事を読んで少しでもマッケンジー法に興味を持っていただいた方がいれば、是非協会や認定セラピスののいる施設に問い合わせて見てください。

患者さんにも治療家の方にもきっと新しい出会いがあると思います。

自分の身体は自分で治す」のお手伝いができるよう今後も精進していきたいと思います。

 

拙い文章へのお付き合いありがとうございました!!

 

 

医療法人社団 つむぎ会 守島医院

理学療法士

国際マッケンジー協会認定セラピスト

 

千代川 寿男

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