当方が使う占法は、西洋占星術です。

鑑定になると、趣味的に好きなだけこねこねやってたらキリがないので、端的に答えを出すために他を混ぜることはありますが、原則、西洋占星術です。

 

ところでご存知でしょうか?西洋占星術に限らず「命占」と呼ばれる出生年月日を使う占法はみな占星術なのですが、仮想天体使ったりその宇宙に投影する目線、思想、人の解読方法の違いがあるだけです。四柱推命も、紫微斗数も、インド占星術も、宿曜教も、西洋占星術もソースは同じく「星」です。どの星か、どう読むかが違うだけです。

 

そのうちの1つ、宿曜も、単体で月位置の情報だけを追跡している占法ですが、月だけにもかかわらず相性に対する的中率は優秀です。月はフィーリングですからね。西洋占星術の判定でも気が合うか合わないかには月同士のみ単体で評価しても、それなり高確率で的中します。(的中しないケースは他の疎外要因あり)

チャート算出アプリケーションによっては西洋のチャートと同時に出せるので、併用して回答する先生もいらして、一度に見られるに越したことはないもの。ですがそのアプリケーションWindowsでしか使えないので、Macの私は西洋文化圏のアプリケーションを普段使っています。当然宿曜へは非対応。

じゃあ、自分で使うアナログな対応度数表があればいいのじゃ…?と思いました。

 

…というところから、今回の私の暦の旅路は始まる。

 

けどこれが思ったよりも簡単に調べがつかず、その情報発掘の難しさのために本をあちこちひっくり返す羽目になっていて、ついでに出てくる話の大さに困惑しつつも新鮮な喜びを感じる最中。いまだに目的の答えには巡り合っていません。

宿曜は本当に書いてあるサイトによって話が違うので、ことの全貌が見えてくるまでに過ちと訂正を何度も繰り返し、調査の時間も手間もかかる。

 

なぜって、インドのサイトを見ると、宿曜についてインドから中国に渡ったと書いてあり、中国初の宿曜を体得したサイトを見ると中国からインドに渡ったと書いてあり、日本では空海さんがインドから持ち込んで普及した宿曜教がベースですが同じ28宿27宿でも中国宿曜とは区分違うし日本オリジナルの宿曜占い!(=別の占い結果になる)というようなことを言っていて、どの国の占師もそれが継承される過程で宿曜一つにしても「オラとこ国自慢」みたいな話を展開してるから、た・の・む…!誰かスキッと私にわかるように…!と思ったけれども、サクッと有力情報は出てこないし、wikiも信用ならないと気づいたので仕方なく自分で調べています。

 

一応、末端占星術家とはいえ、大学も行ってないし、天文の知識もない一般占師です。人より「納得できない」ということに耐性がないので、時々スイッチ入ると人より疑問に対して深追いするだけです。その私が調べた範囲でのアプローチにしかならないと思うので、それを踏まえた上でのサーチと考えてくださいませ。