今朝は、「芸術の秋」関連。
一昨日から昨日にかけて、表題の番組の録画を
2度ほど通しで見た。
メモりながらなので、何度も、巻き戻し・再生を
繰り返した。
45分の番組だが、都合4時間ほどかかったか。
昨日の夕方からは、メモを元に記事書きに
取り組んだのだが、記事はまだ未完成。
よって、とりあえず出来たところまでを
(上)としてアップすることにした。
引き続き、記事書きに努めるが、
(下)のアップは、数日後になろうか。
なお、全体像が見えたあと、必要により、
(上)にも手を入れることがありうる。
ご承知置き願いたい。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
番組は、上野の東京都美術館で現在開催中の
「コートールド美術館展」の目玉の一つ、
エドゥアール・マネの「フォリー=ベルジェールのバー」を
取り上げている。
マネ最晩年の傑作、だそうだ。
★ 小野正嗣さん(小説家。芥川賞作家。)
そして、スタジオゲストには、
★ 東京大学教授…三浦篤氏(ご専門は、
西洋近代美術史)。
加えて、スタジオ外で、
★ 歴史家 ローラ・ゴンザレス氏
★ コートールド美術館館長 エルンスト・
ヴェーリンゲン・ヴァン・クラーベルゲン氏
★ 放送大学名誉教授 柏倉康夫氏
など。
<参考>
「コートールド美術館展 魅惑の印象派」
★ 会期:2019.9.10(火)~12.15(日)
★ 会場:東京都美術館
★ 入場料:
当日券 一般 1,600円、 大学生・専門学校生 1,300円、
高校生 800円、 65歳以上 1,000円
なお、団体券もあり。
★ 主な出品作品
● エドゥアール・マネ《フォリー=ベルジェールのバー》
● ピエール=オーギュスト・ルノワール《桟敷席》
● ポール・セザンヌ《カード遊びをする人々》
● ポール・ゴーガン《ネヴァーモア》
など。
本番組のウエブサイトでは、
この回を、要旨、次のように紹介する。
「マネの「白鳥の歌」とされる最後の傑作、
『フォリー=ベルジェールのバー』。
よく見ると鏡に写った光景であり、
しかもいくつもの矛盾に満ちている。
なぜ?
最新の研究からその謎を読み解く。」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
番組の冒頭は、「フォリー=ベルジェール」の紹介。
19世紀末のパリ9区にあったミュージックホールとのこと。
その誕生は、19世紀後半。
夜毎繰り広げられるアクロバット、バレエ、
エロティック・ショーなどで、上流階級から
庶民に至るまで、幅広い層に人気があったそうな。
マネもここに足繁く通ったそうな。
当時、パリは、大改造により、近代都市へと
生まれ変わった、
いわゆる「ベル・エポック」の時代。
ローラ・ゴンザレス氏によると、
「パリを娯楽と消費経済で活性化させる狙い」が
あったとのこと。
カフェや娯楽施設がたくさんできた。
フォリー=ベルジェールも、その一つ、
ミュージック・ホールでもあると同時に、
売春も目的とする怪しげな場所でもあったようだ。
バーメイドの役割は、酒を売るだけでなく、
売春も行っていた。
絵の中の女性も売春をしていたことは間違いない、
とのこと。
(この界隈、東京で言えば、新宿・歌舞伎町辺り?
そういえば、何年も行ってないな、、、。)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
番組では、続いて、マネの画家としてのキャリアについて、
いくつかの作品を挙げて解説するが、
本記事では、長くなりすぎるので、
この部分は割愛する。
以下、本論に入るが、
本作、「フォリー=ベルジェールのバー」は、
発表当時から、批評家たちから、
戸惑いやら理解不能との声やらが
上がったという。
即ち、いくつもの謎に満ちていたから。
具体的には、
★ 画面中央のバー・メイドの表情。
無表情、うつろ、目がさまよっている。
★ 大鏡に映った人や物の位置。
例えば、バー・メイドが大きく右にずれている。
紳士の鏡像の位置。
カウンター上の瓶の本数と位置。
★ 空中ブランコの少女の脚の意味。
など。
<つづく>
バー・メイドのどこか寂しげうつろな目。録画見ながら「あかり」、「明かり」と
(注:路地裏短歌会:今日のお題「あかり」関連です。)
台風の傷痕ざっくり中央道昨日やうやく解除となれり
以上、二首 詠み人:樺風
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