述べ800組以上の親子を支えてきた実績を基に、
ワーキングマザーの子育てライフを戦略的にプロデュース
母と子のマインドアップコンサルタントの
白鳥夏帆です。
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「先生が食事介助した後は、とっても綺麗なんですね。床に殆ど落ちていないですよ」
先日、食事の片付けをしているパートの保育士さんから言われました。
まだ20代の頃行った摂食指導の研修で、
「食事の後、床に食べ物が落ちてしまっているのは、大人がきちんと介助できていないからです」
と教わり、「なるほど」とその事を実践してきました。
もちろん、子どもに自由に食べさせないという事ではありません。
自由に食べさせるし、手づかみ食べもちゃんと経験させます。
でも、床に落ちそうになったらその前に手を添えて介助します。
もし、その時に子どもが介助を嫌がれば、床に食べ物が落ちようと、子どもにやらせます。
やり方はきちんと知らせていく。
でも、その事を受け取ろうが、自分のやり方を選ぼうが、それはその子の自由。
選ぶのは子どもです。
それが、しつけと子どもの気持ちを大切にするという事の折り合いかなと思っています。
例えば、食事中にコップでぶくぶくしたり、食べ物をポイポイ捨てたり、口に入れた物を出したり入れたりした時は、直ぐに止めさせます。
食事は、一緒に食べている人も、食べている子どもも、気持ち良く、リラックスして、美味しく食べる事が大切だと思うのです。
時々、
「子どもの気持ちを大切にしたいのです」
と、食べ物が出てきて見ただけで、
「いらない」
と子どもが言ったら、そのまま下げてしまう大人がいます。
すると子どもは、見た目で嫌なものは手をつけない。
好きな物だけ口にする。
自分の気にいる物だけがいつでも出てくる。
いつしか子どもは、食べ物に対しても、作ってくれた人に対しても、感謝の気持ちを持てなくなっていきます。
そんな男の子が大きくなって結婚した時、お嫁さんと一緒に幸せに暮らしていけるのだろうか?
と心配になります。
人に感謝する事。
生き物に感謝すると言う事。
食べ物に感謝すると言う事。
自然に感謝すると言う事。
私達人間も自然の中の一部であり、決して1番偉い存在ではない事。
自然と触れ合う機会の少ない東京だからこそ、伝えていきたいと私は思います。
食事の時間
子ども達にとって
美味しく、楽しみな時間。
そして、
人として生きていく上で大切な事を学ぶ時間。
でもあるのではないかと思います。
お父さんやお母さんとたくさん、たくさん、
「美味しいね」
「嬉しいね」
「楽しいね」
「食べられたよ」
「食べられたね」
を共有してほしい時間でもあります。
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