チャイルドカウンセラーの白鳥夏帆です
仕事が忙しくなると、時間に加え気持ちにもゆとりがなくなってきます。
そこに、不意の予期しない出来事が重なったら、もうお手上げ。
お子さんが1人ならまだ何とか乗り切れるのに、
小学校の行事。
保育園の事。
そうこうしていたら、お子さんが交代に熱。
1つ上手くいかなくなると、全てが崩れて泣きっ面に蜂。
誰か助けて~と叫びたくなってしまう事、ありませんか?
その時、一番助けになってくれる物って何だかわかりますか?
一番近くにいる、
「お子さんの存在」
ですよ。
これ絶対です!!
だって、あなたは日々誰のために頑張っているのですか?
お子さん、旦那様、家族のためではありませんか?
わたしがまだ、保育士3年目くらいの頃。つまり20代前半ですね。
プライベートで辛い事があり、職場にも迷惑をかけてしまいました。
その時、仕事続けられないかもしれないなあと、漠然と思ったのです。
そうしたら、その時の園長先生が、
「私も、辛い時があったわ。乳がんだったんだけどね。
その時、私の支えになったのがね、目の前の子どもたちの笑顔だったのよ。
だからね、あなたも大丈夫。
この先もきっと、子ども達が助けてくれるから。
今は辛いかもしれないけど、私も相談に乗るからね。
きっと乗り越えられるわよ」
そう言って、柔らかな微笑みで私を包んでくださいました。
その後、何回も辛い事、悲しい事、色々な事がありました。
でも、20代の頃は目の前の子どもの笑顔すら、見えなくなってしまう事もありました。
辛い、辛いと、嫌な事に目を向けて、自分がどんなに辛い境遇にいるのかという事にしか、目がいかず、
正直、子どもの大きな声がストレスに感じる事もありました。
もはや、自分の事しか考えられない状態。
その時、子どもたちはどんな目で私を見ていたのだろう?
と思い返すと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
しかし30代の今、子どもたちと向き合って15年以上が経って、
あの時の園長先生の言葉が痛いほどわかるようになりました。
もちろん、何か起きた時は始めはいっぱいいっぱい。
でも、目の前の20人の子どもたちの笑顔、喧嘩する姿、泣き顔を見ると、
心の底から愛おしさが湧いてくるのです。
なんて可愛いのだろう。
なんて癒されるのだろう。
そして、私の心の内を全て知っているかのように、心配そうに少し距離をおいて見つめているのです。
はっとして、にっこり笑顔でお返しすると、
とびきりの笑顔で、近寄ってきて甘えん坊になるのです。
気付いたら、今日は3人の子ども達が私の膝の上を占領していました(笑)
子どもは、大好きな大人の心をしっかりと見つめています。
張り詰めている時は、少し遠巻きに心配しています。
少し心が緩むと、すかさず距離を縮めて膝の上に…。
そんな時、しっかり子どもを抱きしめてみてください。
心の奥底の冷たく冷えきった所が、温もりを取り戻していくのが分かりますよ。
(今日は寒かったので、冷え性の冷たい手で触ったら、ちょっと怒られてしまったのでその辺は要注意です。笑)
この世にこれ以上の癒しがあるのだろうか?と思います。
どんなに強い、精神安定剤よりも効果絶大ですよ。
家事に、仕事に、子どもたちの育児。
家族が多いと本当に大変です。
でもね、本当に辛い時支えになるのは、
お子さんの存在。
お子さんの笑顔なのです。
一番近くにいる、一番大切なかけがえのない命。
一緒に育てていきましょうね。
