子どもの心の声をキャッチする | 保育歴25年保育士のブログ

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忙しいワーキングマザーの強い味方
チャイルドカウンセラーの白鳥夏帆です


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「私なんて、1人の我が子でも手一杯なのに、

何人ものお子さんを、一斉に良く見られますね」

と、お母様方から良く言われます。



乳幼児の集団を一斉に動かすのは、確かに初めは簡単ではないのかもしれません。



私が子どもと向き合う時は、いくつか抑えるべき大切にしている事があります。



その大切にしている事は、集団を動かす時も、1人の子どもと向き合う時も、


本当に大切にしなければいけない事は同じ。


ご家庭の子育てにも参考になるかもしれません。



まず、一つ目


「子どもからのメッセージをいつでも受信できる状態にしている事」


乳幼児の子ども達は、伝えたい事を大人の様に言葉で全て表現できません。


そこで使ってくるのが、言葉にならない


アイコンタクト



特にまだ言葉を使えない赤ちゃんは、


コミュニケーションがほぼ、アイコンタクトになります。



アイコンタクトが慣れてくると、目を合わせなくても、


コンタクトが取れる様になります。



わかりやすく言うと、


お母さんは、赤ちゃんの泣き声で何をして欲しいのか分かると言いますよね。



このコミュニケーション方法は、本来なら誰でも出来ます。


しかし、もともと得意、不得意はあって、


赤ちゃんやお子さんの要求や思いがわからないと、ご相談にいらっしゃる方がいます。


この言葉を使わないコミュニケーションを使うと、


かなり楽で、10人以上の集団の中からでも、1人の子どもの思いをキャッチできる様になります。


だた、このキャッチをするのに大切な事が一つ。


お子さんからのメッセージを常にWiFiのボタンをオンにしておくように、


受信できる状態にしておかなければなりません。


このWiFiボタンをオンにするには、トランシーバーと同じで、


自分がメッセージを発信している時は、相手のメッセージを受信できませんので、オンになりません。


ですから、私が子ども達集団にいる時はなるべく、


自分からの発信は控え、WiFiの受信ボタンをオンにしているわけです。


(何かこちらが大切な話をする時は、子ども達に注目させて、こちらが発信するという環境を整えますが…)

すると、こちらが何も気づいていないのに子どもの方から、


「今、僕いけないことしちゃったけど隠しちゃった…」何ていうメッセージが入ってくるので、


事の一部始終を見ていなくても、だいたい問題の真相が分かってしまうわけです。


特に、静かで控えめ積極的ではない子、アピールが苦手な子の気持ちのキャッチも可能なので、

そういう子のフォローも見逃さずにできるのです。


このコミュニケーション法を自然にやられているお母様は、お子さんとの関係がとても良好です。


苦手なお母様とお子さんとの関係では、お子さんが気持ちをキャッチしてもらえずに、泣いている事が多いです。


お子さんの気持ちのキャッチが苦手な方の多くは、お子さんに対して言葉がけが多すぎる方が多いですね。



お子さんからの言葉にならないメッセージをキャッチできていないかな?


と思われる方は、まずはお子さんのことを良く観察する所から始めてみましょう。


(なるべくご自分は喋らずに)

何が好きで、何が嫌いなのか?

どんな場面で泣いてしまって、

どんな場面で大喜びするのか?


暖かい目で、しっかり見ていてくれるお母の暖かい心や眼差しには、


子どもはとても敏感なので、すぐに心を開いてくれる様になりますよ。