前ブログの続き。

 

舞鶴を発つ前に

時間があれば見たかった光景で、

今回、無理くり設けて

訪ねてみたのが

伊佐津川が舞鶴湾にそそぐ河口にある

水路「吉原入江」という地域。

水辺に立ち並ぶ家が

静かな水面に映る情景が

たまらなくノスタルジックです。

河口に進むにつれ、

家の前に漁船が停泊していて、

川に何本かの橋が架かる様子は、

まさに″日本のベネチア”といった風情。

さらに湾の近くまで辿ると

漁港にやってきたことを

実感する光景が展開、

計算されたかのように

後ろの山も水面に映り込んで、

奥行きのある風情が加わっています。

町を歩いていると、

ところどころにお地蔵様が。

お花に囲まれていて、

住民たちから大切にされている様子が

ほのぼのと伝わってくる。

そして、道端や路地、漁港の

どこもかしこも

きれいに掃き清められていて、

ごみひとつ落ちていない吉原入江は

民度が抜群に高く、歩くだけで

清々しい気持ちにさせてくれるのでした。

フォトジェニックな場所として

ここは海外観光客にも人気で、

すれ違う人は、

100%外国語を話す人たちでしたが、

きっと国に帰ったら

 

路地の奥までも美しい日本

 

と広めてくれるはず。

 

日本人として

誇らしい気持ちになったところで、

京都行き特急電車の発車時刻が

近付いてきたため、

レンタカーを返却すべく

東舞鶴駅へ向かいました。

漁港のカモメたちに

盛大に見送られながら・・・ニヤニヤ

 

おしまい。