前ブログの続き。

 

サンゴ礁リーフに囲まれた与論島は、

一周約20kmの小さな離島です。

カーナビをセットする必要もなかろうと、

ホテルでもらった島の地図と感覚を頼りに、

海岸線沿いにドライブ開始。

 

ホテル「プリシアリゾートヨロン」から

ほんの数分で島いちばんの繁華街、

茶花地区にある名所、

「茶花海岸」に着きました。

サンセットビーチとして有名なので、

昨日仕事終了後に立ち寄って

夕日を見ながらたそがれてみようと

予定していた場所です。

でも暴風吹き荒れる雨天だったため、

どっちみち夕日は叶わなかったから

結果オーライ。というわけで、

沖に向かって

ブルーのグラデーションを描く海を

しばし観察。

曇天でもこの美しさ、

ということは、

ピーカンだったら

いったいどんな感動の光景が

待ち受けてるんだろう・・・

想像を巡らせつつ足もとに目をやると

直径1、2センチほどの穴ぼこが

浜辺にポツポツ。黒っぽい砂団子が

周辺に散らばってるから、

穴の正体はカニの住居の玄関口だと判明。

この茶花海岸には

他に漂着物がなさそうだったけど、

朝訪れたホテルのプライベートビーチでは、

博物館でしか

お目にかかれないような巻貝の類や

サンゴのかけらなんかがびっしり。

海岸の位置によって、

浜辺を構成するモノが変化する様子を

垣間見ることができる与論島。

時間が許す限り、

いろんな海岸に立ち寄るぞ、

と次なるスポットへ車を走らせました車

 

今度は、ビーチで出会った

オシャレなマダムのお薦めに従って、

小高い丘の上に建つ与論城跡へ。

ここからは、

与論島の全景がぐるり見渡せるだけでなく、

海に浮かぶ沖縄本島や小島が

くっきりと眺望でき、

まさに築城にふさわしい場所です。

サトウキビ畑や樹木の間に点在する民家、

弧を描く美しい浜辺など

惚れ惚れする絶景が広がるだけではなく、

与論の歴史を語る上では

重要なスポットらしい。

鹿児島県に位置しながらも、

沖縄本島から約20kmという近さから、

琉球国の王が築城したと伝わる

与論城(与論グスク)。

1993年に開始した発掘調査では、

当時の床面や柱跡などが発見されたそう。

それにしても、

崖っぷちすれっすれに建つグスク。

防御効果は抜群ではなかったかと

推測しつつ、

遊歩道の脇でたそがれている

ヤンバルクイナ像にあいさつしながら

築城主の気分で散策を楽しんだのでしたアップ

 

次ブログへ。