前ブログの続き。

 

もふもふのワンコを観察したところで、

今宵お世話になるホテルへ向かう途中、

道端に連なる雪山の上に顔を出す

宿泊先グランドパークホテル大館が見え隠れ。

 

チェックイン後、

荷物を置いて夕食の時間まで一休み。

リフォームしたばかりらしい

快適な部屋からは、

雪に包まれた大館の街が一望できました。

こうして俯瞰すると、

街が山裾まで広範囲に広がり

栄えてる感じがしなくもないけれど、

実際に中心部を歩いてみると、

商店街は、

歩きやすいようにしっかり除雪されてるのに、

シャッターを下ろす店が多くて

とても残念な様子。

それでも、

交差点には

装飾で彩られた樹木があったりして、

雪と寂しさに沈む街を、

明るく華やかな雰囲気にしようと

盛り上げているのがうかがえます。

地元の人に訊いたところ、

大館の冬の風物詩、

大館あめっこ市」の飾りつけなんだそう。

 

赤いミズキの枝に赤いアメをつけて、

稲穂の代わりにお供えをした習わしが

今に伝わり、

飴を食べて邪気を払う行事で例年、

多くの観光客でにぎわうけれど、

コロナ禍で祭り自体が中止に。

 

でも中止になっても

街の随所に飾られているのを見ると、

無病息災、コロナ収束を願う

大館市民の心意気が伝わってきて

なにやら心がホカホカあったまりました。

日が傾きかけたところで、

雪が降る前に早めの夕食を頂きに一人、

レストランへ繰り出しました。

 

ホテルから徒歩数分の距離にある、

秋田比内や大館本店です。

焼き地鶏を肴に冷酒グビグビしていると、

まもなく運ばれてきた

本場のきりたんぽ。

原稿執筆がまだ残ってるけれど、

この日はもう仕事を強制終了。

ひとりで気楽に

至福の時間を過ごしました。

 

帰りがけ、

店内に飾ってあった

ミズキの枝とあめっこを

頂きました。

縁起物なので、

ウエットティッシュにくるんで、

大事に東京まで持ち帰ることに。

 

次ブログへ。