折角ならと、この上ない贅沢コースを考えてみた。
スタートを飾るのは、千葉ナンバーワンイタリアンの呼び声高い”サクラ”。
支配人は、元アルベロの菊間さん。
久しぶりにお会いした支配人は‥‥やっぱり、え~声でした。
そして、今回のツアースケジュールを考慮して、
イタリアの郷土料理を織り交ぜたソース構成にしてくれるという
なんとも嬉しい心遣い。
おまかせのワインコースと素敵な声に包まれながらいただくランチ。
極上の時間でした。
特にパスタ、リゾットは素晴らしかった。
いただいたのは、シェフのおまかせランチコース(5200円)+支配人おまかせのワインコース(4800円)
⭐︎かぼちゃのポタージュ 烏賊の墨煮とレモンピュレ
契約農家から届く甘い地物のかぼちゃポタージュ。
黄色いポタージュにスプーンを潜らせれば、黒い烏賊の墨煮が顔を出す。
のこ烏賊が柔らかく甘みに塩味、深みが加わりレモンピュレが爽やかに仕上げてくれる。
これからのコースに期待膨らむアミューズ。
⭐︎チーマ・アッラ・ジェノヴェーゼ
シェフの修業先、北イタリア リグリアの郷土料理
チーマ=仔牛
しっとりと柔らかく、香ばしい松の実のジェノヴェーゼとコンソメが仔牛を優しく包み込むように
丁寧な仕事を感じる一品。
また、東金産無農薬野菜の味がしっかりしていて美味。
⭐︎甘エビのカッペリーニ トマトの香り
甲殻類が大好きな私にとって、大興奮のカッペリーニ。
『甲殻類ですね~』と明らかにテンションの上がっている私に対して
支配人が「苦手でしたかね!?」とちょっとわざとらしいリアクション!!(笑)
「好きですよ!むしろ大好きですよ!そしてトマトもね」
これ、本当に美味しかった。
甘エビの火入れが絶妙で、控えめの塩分と舌に寄り添うようななめらかさ。
最後にはレモンの酸味が口に広がって‥‥。
今までいただいたカッペリーニの中で一番美味しかったかも。
⭐︎太刀魚のベッカフィーコ
通常、鰯で作るシチリアの郷土料理を太刀魚でアレンジ。
太刀魚で香ばしい自家製のパン、松の実、レーズン、サフラン、ハーブをサンドし
オーブン焼きにしており、その一体感が素晴らしい。
ホクホクのひよこ豆もいいアクセントに。
⭐︎アニョロッティ・デル・プリン
北海道産仔牛、鹿児島黒豚、イタリアのウサギ肉を使った贅沢なラビオリ。
思わず「凄い~」と声が出てしまった。
アスパラのクレマと生ハム風味のミルクの泡で、いろいろな表情に変わるラビオリ。
美味しすぎる。
⭐︎鶉のリゾット 空豆と共に
これまた絶品!
鶉の旨みが凝縮したリゾット。
サックサクの空豆も素晴らしい。
⭐︎フレープフルーツとセロリのグラニテ
⭐︎八千代牛のイチボ ヘーゼルナッツとトリュフのソース
偶然にも生産者のご子息と友人ということで、取引の始まったという珍しい八千代牛。
優しい火入れが、肉本来の味を引き立てていて美味。
⭐︎自家製ヨーグルト フロマージュブランムースとダークチェリーのミルフィーユ
⭐︎小菓子
⭐︎エスプレッソ
個室の壁には、グラスの影でハートマークが浮かび、
とても素敵なお店”サクラ”。
味、ワイン、サービスどれをとっても素晴らしい。
夜もあるので、昼からベロベロ~にならないように
(過去にアルベロでベロベロになったことがありますが)
多分、酒量を加減してくださったり、次に行く店のことも考えてくださったり
でもしっかり、料理とのマリアージュを楽しませてくださった支配人
やっぱり、只者じゃありません。
あ~楽しかった。
ホテルで一休みして、千葉ツアー2店目へ。
続く。
サクラ (イタリアン / 葭川公園駅 、県庁前駅 、千葉中央駅 )
昼総合点★★★★★
5.0