天命合宿④ 信じる | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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人生のどんなシーンをも、十分乗り越えられる生命力。
あなたには備わっている!
生命力こそがすべての難問解決の秘訣♡




携帯の電源を切って、
私は海を眺めた。


法螺貝の音、Yちゃんの葛藤。
様々な思いを巡らせながら。


「自我」は、一人芝居をする。


娘に負担をかけていると
思っているのも自我。
勝手に心配しているのも自我。


太陽を額に当てて
潮のにおいに身を任せていると
少し和らいでいくような気がした。



旅館に戻ると、
焼き魚のいい香りと
女将さんの元気のいい笑顔が
待ってくれていた。



「おかえりなさい!」
「ただいま!」


浅野さんは、それに負けずに
いつも気持ちのいい挨拶をする。


ここの料理は本当に美味しかった。



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ご飯を食べながら、時計を見た。
9時。


やっぱり娘の声を聞いて安心したい・・・。
何度も何度もやってくるのが感情(笑)


「これ好きやなあ~」
海苔のお味噌汁に喜んでいる桑名さん
思わず、声をかけた。


「今、心配なことがあって・・・」


桑名さんはわかっていたかのように
とつとつと話し始めた。


「恐れ、についてなんですけどね。
 手放すということも癒しもいいんだけど
 僕は、ハラをくくるってことが一番だと
 最近感じています。
 
 僕も、親だし、
 みかっちの気持ちは痛いほどわかる。
 でも、ハラくくるとね、
 恐れって、居場所がなくなったりするんですよ^^」


桑名さんも、独立開業するにあたって
想像を絶するたくさんのものを
乗り越えてきたんだなあと感じた。


今回の合宿に参加するにあたり
こんなエピソードがあったと話すと浅野さんは苦笑した。


「みかっちを守っているのは、娘さんだよね。
 みかっちを羽ばたかせてからじゃないと
 自分の仕事ができないと知ってる。
 だから、今は学校に行かずに
 みかっちを、じっとじっと支えてるんじゃないの?」


ほんまにそうやん、しっかりせんと!
涙が溢れてきた。



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恐れは、時に私たちを
立ち止まらせたり
分離(という幻想)の方向に進ませる。


浅野さんは、こんな風に続けた。

「信じるって、不信と信の間にある言葉なの。
 信じる世界には “信じてます!” なんて
 言葉すらないんだよ。
 信なんて “ただ、ある” って感じだよ!」



恐れという幻影に突き動かされて
自分の恐れ解消のためだけに


要するに、自分のエゴのみで
連絡を取ろうとしたり
様々な行動を起こしてしまう。



急に、新たな感覚に包まれた。
いや、思い出したって感じか。


言葉では説明できにくいけど
一言でいうならば、

「繋がってる!」

そして、本当に信じるということの感覚を。


途端に、娘が寝坊して
目をこすっている映像が思い浮かんだ。


彼女の人生を信じている。
彼女に幸運が降り注ぐ事を信じている。



誰かの人生を信じることは
自分の人生の絶対的信頼にも
めちゃくちゃリンクしている。


「みかっち、目に力がもどったねぇ。
 沼島の海賊みたいに
 いけいけのみかっちを思いだしてほしいよ!」

どっと笑いが起こった。


Yちゃんが、
「コーヒー飲みたい!!」と、言った。


「私も!」
「俺も!」


女将さんにコーヒーを入れてもらって
その後も、みんなで大切な
心に染み入る話がつづいた。


みんなの会話が調和し
大きなわっかになって
エネルギーが充満しているようだった。


気づけば10時。


何となく携帯の電源を入れると
娘から、メールが入っていた。



「おはよう^^」




天命合宿⑤へつづく。






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