阪堺電車を下りて、万代池を渡って
走りました。
久々に。
息が切れて、吐きそうになりました(笑)
北浜にある会社から、自宅でお留守番の
娘に電話をしてもつながらず
そのうちに
「ただいま電話に出ることができません」に。
不安を感じた私は、職場のリーダーさんに
ありのままを話し、即、早退したのでした。
北浜から、住吉まで40分。
出勤時は、
まだまだ着くなよ~と思いながら乗る地下鉄。
今日は、
「そんなに丁寧に走らんでいいから!!」
心でむちゃくちゃな言葉を心で叫びながら走りました。
(いや、走っていたのは電車です!)
万代池から、自宅まで走ると2分ぐらい。
この2分のなんと長いこと。
2分の間に、走馬灯のように考えがめぐりました。
息が切れて、涙があふれてきました。
何が大切なのか。
何を守りたいのか。
なぜ、大阪に出てきたのか。
あたし、どこか本末転倒してないか?!
そして、どんなことに笑い、
泣き、喜びを感じたいのか。
そして、
「どう生きて生きたいのか!!」
嵐が訪れると、そこら辺にあった
小さな「不安コンプレックス」なんて雲は、
飛び散ってしまいます。
向かいののオガサワラさんが
不思議そうに
「おかえりなさい」と、ほうきをもっている姿がありました。
挨拶もそこそこに、
急いでカギを開け、部屋に入ると、
うちの猫が、いつものようににゃーと寄ってきました。
「ごめん、頭痛くて電話でれないうちに電池切れた・・・」
娘が布団に横になっていました。
「何事もなくても、怒ったらあかんで」
友人の声が思い出されました。
会社にも一報を入れて、
一緒に昼ごはんを食べました。
私が帰ると娘もすぐに回復し
そして、長い時間お話しました。
またひとつ、大切なことを思い出させてもらった、
絶妙なタイミングで、心に灯をともしてもらったと思いました。
大切なものはいつも目に見えない。
いつも、感じることしかできない。
それも、灯のともった心でしか。
朝一番に、リーダーさんが空を見ながら
いった言葉を思い出していました。
「美香さん、寒いけどさあ、
日差しが春だっ!て思わない?」
今日は、人生に何度か訪れる、
私の命の目覚まし時計がなった日のようでした。