折れた翼で空を | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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人生のどんなシーンをも、十分乗り越えられる生命力。
あなたには備わっている!
生命力こそがすべての難問解決の秘訣♡

一本の電話をとった。
「るるぶ」の編集者さんからだった。

「この度は、本当にありがとうございました。素晴らしい取材をさせていただき、感謝しております。お父様にくれぐれもよろしく・・・。」

そして、同時にダイニングテーブルの郵便物に気づいた。
それは、編集社から送られてきた最新号の「るるぶ」。

うちの島の特集があった。

「私がご案内します!」

という見出しとともに、素敵に載っていた写真。
そこには、満面の笑みの父と母と、うちの船。

何十年も周遊船で島をめぐり案内してきた父。

最近はあまりの人気で、JTBやクラブツーリズムなどが一年前から日程を抑えるので

「しんどい。しんどい。」と父もうれしい悲鳴だったのです。

母が病気になってからは、母を乗せて仕事をしています。
毎日壮大な岩場の景色を見るおかげでか、治らないはずの母の病状は奇跡的に回復。

それにしても不景気で旅館をたたみ、認知症の母を抱え・・・他人から見たら「折れた翼」です。

しかし父は、折れた翼のまま空を飛んでいる・・・。

そして、人に感動を与えている。

私は、自分の折れてもいない翼を広げることに恐怖を抱き、あらゆるものに遠慮して、自分を狭めていた。

「羽ばたいてもいいんだよ」

いや「いい加減、羽ばたかなければならない」

るるぶの両親を見て、私はやっと心に誓う事ができました。

すべては凄いタイミングで目の前に現れるのですね。