次の風呂敷は・・・? | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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最近、澤風さんのブログで「広げすぎた風呂敷」という、大変興味深い記事がありました。

http://ameblo.jp/chame2306/entry-10129218950.html


先日商談に行ったお客様。(個人を特定できないように、少しストーリーを変えています。)

そのお客様のご家庭が、一番必要としていたものは・・・もちろん「万が一の時の保障」でした。


何とかライフサイクル等の分析の中で、大変正直に答えて下さっていたので

「このままでは心配だけど、一体いくら足りないのか?」という所までこぎつけていました。

そうなると「じゃあ、一体どんなプランがいいのですか?」という聞く体制に入ってくれます。


その時に、私は・・・万が一のときの保障もあって、キャッシュバリューも豊富で、生存給付金と言う楽しみもあるというものを用意していました。

まるで大きな波が何度も押し寄せるように、これでもかという価値を持っていったのですね。


でも・・・お話する中で、お客様が選ばれたのは・・・「万が一の保障」のみでした。

お客様は大変スッキリされていたのに、私だけが「貯まる商品」のほうに未練を持っていました。

お茶を取替えに席を立たれたときに、上司に指摘されました。

「それは違うよ。私たちは、貯蓄のメリットも十分お伝えした。でもお客様に取ったら逆に必要ないものとわかったんだ。そういう場合だってある。」


そして帰ってこられたときに

「よかったですね。掛け金もお安くなって負担も少なくなり、スッキリしましたね。」

上司は切り出した。

「先ほど、余裕が出来た分を貯蓄にまわそうっておっしゃいましたが、銀行よりもはるかに利率のいいドル建ての商品なんかもございますので。○○様にとりましたら、そちらのほうが合っているかもしれませんね。」


すると、え?という表情をされて「どんなものなんですか?」と興味を持たれた。


「風呂敷」と言う言葉をふいに思い出しました。

上司にとっては、次の風呂敷も、その次の風呂敷も、頭の中には沢山あったに違いありません。

でも、お客様に添う。とことん添う。

そして、次の風呂敷を広げる瞬間を待っていた。ずっと畳んだまま。


それは、とことんニードセールスにこだわって、そのスタンスを崩すことを許されなかった新人の私にとっても、ようやく広げられた風呂敷でした。


「利率のいい商品なんて誰でも売れる。そんなのは後なんだ。」


そういい切っていた上司は、その商品の風呂敷の広げ方を見せてくれました。

誰でも売れる商品であっても、きちんとニードに沿い、お客様に寄り添っているものでした。

この仕事の奥深さと、醍醐味を感じた瞬間でした。


そして澤風さんが、カウンセリングのときに、どれだけの枚数の風呂敷が頭の中にあったのでしょう!

それを思いました。

それだけあること自体が凄いし、そして、その広げ方を日夜勉強されている彼女は、素晴らしいカウンセラーさんになられるのでしょう!


人生も風呂敷があるような気がします。

一つ一つ、丁寧に開いていくのですね。

エレベーターもいいけれど、一つ一つ、階段を上って行く、そんな人生を味わって行きたいような気がしました。