6月6日 霧雨霧 のち 晴れ晴れ




花の百名山 宮之浦岳を代表する花


黄色い花ヤクシマシャクナゲ黄色い花




ツツジ科


シャクナゲは標高1000㍍以上ならどこでも見られ 開花は5月下旬~6月上旬


杉の切り株上や老杉に着生する


花之江河から宮之浦岳の稜線 永田岳 鹿之沢と 主にヤクザサの緑の中に群生し


花の絨毯さながらの光景が広がる


しかし開花期は 好天に恵まれることは少ない






車アクセス


安房左右矢印淀川入口 24㌔ 車で1時間10分くらい




あしコースタイム


淀川登山口(1365㍍)左右矢印宮之浦岳(1936㍍)


Total:8時間30分




インフォメーションその他情報


・淀川登山口の駐車場はとても小さいため 混雑期は早めの到着が必要


 水洗トイレ・水場・携帯トイレのゴミ箱あり


屋久島の路線バス
 淀川登山口手前の紀元杉まで路線バスあり


・淀川小屋


 室内は広くて清潔な印象 2段になっていて60人程度宿泊可能


 寝袋などは各自持参


・ヤクシマシャクナゲ開花は


 全体的に咲き始めから 咲き終わりまで様々だが ピークは過ぎつつある印象


 この一週間前だと早そうなので 週中頃がピークだったのかな?


楠川温泉
 300円


・宮之浦岳のバッジは 宮之浦港の売店で購入




メモお散歩日記




宮之浦岳へは 淀川登山口から日帰りで




朝3時に起きて 軽く食事を済ませて登山口へ


4時半頃に到着すると まだ車は4台ほどだったのだけど


5時頃になると 車やタクシーで到着する人が増えて 大賑わい


登山道も混みそうだったので 早々に歩き始める









淀川小屋までは コースタイムで40分




昨夜は早めに眠ったのだけれど 朝3時起きはツライ・・・


半分ウトウトしながら歩いていたら ココの手前で足をひねって 尻もちついちゃったよ


幸いケガはせず


しかし眠い 眠い・・・ ココで眠っちゃいたいよぉ~


ここまでは多少のアップダウンがあるだけで


あまり標高は変わらない









淀川 とても澄んだ流れ









朝日が差し込む登山道




どことなく 南国な感じの雰囲気


お日様が出てきたら 少し眠気が覚めて てくてくスピードアップ









サクラツツジ




淡いピンク色の花が とてもかわいらしい


花は落ちてしまっているものも多く もう少し前が見頃な様子








満開を過ぎ たくさんの花が落ちている木もあり









まだ咲き始めて間もない 初々しいピンク色のものもある






小花之江河・花之江河を通り さらに先へ


小花之江川と花之江河は ぜひ見たいと思っていたのだけれど


思っていたほどの景色ではなく・・・


下山の時の写真の方が 多少良いので 後ほど・・・




登るにつれて 少しずつガスの中に入って 霧雨が降っている


レインウェアを出すほどではないので ウィンドブレーカーを着たり脱いだり








登るにつれて 少しずつシャクナゲが増えて シャクナゲの登山道になる


もしかして もしかして ものすごいコトになってない?って気づき始める









咲き始めの濃いピンクから だんだん花開いて白へと変わる









同じ一本の木でも こんなに鮮やに変化を見せる









白くうつっているのは すべてシャクナゲ


こんな景色 信じられない・・・!!




今年は20年に一度と言われるくらいの シャクナゲの当たり年とのこと




天気予報では だんだん晴れる予報


時に霧雨が強くなって テンション下がる場面あり


かと思えば 空が急に明るくなって 青空が見えそうになる一瞬もある


青空の下 シャクナゲの花 見たいよ・・・!!









晴れる!!


と 何度期待し ガッカリしたことか・・・









スゴイ!! どこまでも続くシャクナゲのお花畑!!









この世のものとは思えない景色で 感動して泣きそうになっちゃった


今まで見た景色の中で 一番かも・・・









山頂が近くなると シャクナゲは一段落









北風と太陽のせめぎ合いで なかなかスッキリ晴れてくれない


晴れたら まさに 雲上のお花畑なのにね









宮之浦岳(1936㍍)




百名山97座目


どの山も どんな風に歩いて どんな景色を見たかって もちろん覚えているけれど


この山ほど強く印象に残る山って 無いかもしれない




山頂は完全に北風優勢で テルモスの紅茶を飲んだりして粘るけれど


一瞬青空が見えるくらいで ほぼこの状態


40分くらい頑張ったんだけど 寒さに負けて下山




よくよく地図を見ると


このまま縄文杉の方へ行って 白谷雲水峡まで行けるなと気づいたんだけど


もちろんロングコースなので 足に自信ある人ならってハナシなので・・・


私多分行ける!って気づいたのが 昨日だったんだよね~


車は明日バスでピックアップしてもいいし~ とか思ったんだけど


今回は 急遽予定変更はナシとした


ちょっと後悔しながら 後ろ髪ひかれながらだったんだけど


同じ道を歩いたからこそ 青空の下のシャクナゲが見られたんだよ!って思うことにした









下山すると晴れる


そんなもんだよね・・・ 知ってるけどさぁ 知ってるけどぉ~









青空には 白い花がよく似合う









ありがとうって 感謝したくなる景色


こんな素晴らしい景色が見られて 幸せでした


本当にありがとう♪









花之江河よりも こちらの方が美しい









登って来た方が 「ヤクシカがいるよ」って教えてくれた


写真には1頭 もう1頭いたんだけど 草に隠れて写せず









登る時に撮影した 色鮮やかなシャクナゲの木の向こうに 宮之浦岳が見える









あまりの美しさに 何度も足を止めてしまって なかなか前へ進めない









また 20年後(?)に 会いに来ます


絶対に会いに来るよ!!









多分黒味岳


宮之浦岳の展望台らしいのだけれど ほぼガスの中だったので 登頂せず









ハイノキ


登山道のみならず 林道などにも咲いて 雪のように花をこぼしていた









花之江河




ん・・・ なんだろう? 想像と大分違う景色


もっと幻想的なのを想像していたんですが・・・









大きなヒメシャラの木




伊豆の天城山もそうだったけど シャクナゲとヒメシャラってセットみたい


比較的温かい地域に育つ木々なんだね









淀川小屋裏の水場




一応足場があって水を汲めるようになっているんだけど・・・


本当に飲んで大丈夫なのかしら・・・?


水場って もっと小さな沢水のイメージなんだけど コレは完全に川だよね?




距離は多少長めだけれど 標高差はあまりなく


サクサク下山したら 大分早い時間だったので


もうちょっとゆっくり シャクナゲ見てくれば良かったかなぁと思った


でもね 基本 下山が3時過ぎるのは イヤなんだよね・・・


林道とかに入って3時過ぎなら 良いんだけどさ~


山中で3時って 結構暗くなってくるし・・・









帰りの林道からは 安房方面の海が見える


山頂から見たかったよー!!









帰りはレンタカー店の人イチオシの 松峯大橋からの景色を見ましょう


高さが結構あるので なかなかキモチ良い♪









楠川温泉 300円




安房から宮之浦へ帰る途中にある温泉


とても小さな温泉なんだけれど 清潔にされていて ゆっくり休めた


お湯はアルカリ性の柔らかめな温泉だったよ


やっぱり温泉は 疲れが取れるね~









宮之浦岳のバッジ




宮之浦港の売店で購入


船に乗らないのに このために港へ


他の場所でも売っているんだけれど ピッケルだったり紅葉だったりで


全然関係なかったので いろいろ探して購入したよ


絶対シャクナゲでしょ~!!






今年 100名山を全部歩き終えるので


最後の1座は 登山するきっかけとなった 屋久島にしようと決めていたのだけど


ちなみに 一番のきっかけは 登山靴&レインウェアを買ったこと


使わないともったいないから・・・ 結構高いでしょ


それと 「意外と歩けるんじゃん 私!」って思ったことかな?


もともと 運動オンチで 運動キライだったから


子供の頃の私を知っている人は 趣味が登山と聞くと 大抵驚く


どうやら今年は シャクナゲの当たり年らしいという情報を知り


どうせ行くなら お花も見たいと思って 急遽繰り上げ 屋久島行きを決定した




これほどの 素晴らしい景色を見ることができるなんて 想像以上だったよ


逆に言えば この景色を見てしまったから 通常の開花では満足できないと思う


だから 20年後(あたり?)の シャクナゲの当たり年に


また 絶対に会いに行くね!約束♪




この美しい屋久島の景色が 20年後も変わっていませんように・・・