【羊の木深読み】受けの演技とベーシストとの関連性 | My Favorite Things ANNEX

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2005年開設。当初は本館(http://mayukw.exblog.jp/)で紹介したおすすめのCD・DVD・書籍をリストアップしていましたが、2012年6月から関ジャニ∞のことを専門に語り始めました。


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高校生の次女は怖いドラマや映画が苦手。

「羊の木」を先に観た長女に

「怖いからやめとき!『祈りの幕が下りる時』にしとき!」
と言われながらも友達と鑑賞。
映画が終わるなり、その友達と
のろろーのろろーが回るーー!
と言いながら帰ってきたそうです。

のろろ様については
特にラストシーンだけやけにファンタジーで
円谷プロ?ゴジラ?とか想像しちゃいますが
原作にちゃんと出てくるんですもんね。


私はぱっと見、サンリオのこれ↓を連想しました。
これを知ってる知らないで局所的に盛り上がってました・(笑)

のろろ様が強烈に印象に残った次女も
ベースを弾く月末についてはどう思ったのかしら。
うちの次女、部活でベースを弾いてるんです。


演じる錦戸亮さん、バンドシーンだけは
ミュージシャンオーラが隠しきれてませんでしたね(๑˃̵ᴗ˂̵)

全編的に暗いシーンが多いなか
バンドシーンは一筋の希望が見え隠れするシーンだったように思うのです。
東京から帰ってきた文と月末が、音楽でかつての仲を確かめ合うところに宮腰がするっと入ってくる…
おっ いい感じで友達になろうとしてる?
と思ったんですけどね。
結果的にはそれをきっかけに月末はとんでもない目に遭うことになりますが。


音楽をやるのって、余計な言葉はいらない部分があって。
お互いにいろんな偏見も誤解も胸に抱いてるけど
一緒に音を感じて奏でているあいだは忘れてるというか。
宮腰が初めて倉庫に練習を観に来たシーンで
足でテンポを取ってリズムに乗ってる姿に
なぁんや、ふつうのノリのいい若者やん!
…とちょっと安心したんだけどなぁ。


亮ちゃんの普通の人の演技、受けの演技があちこちで絶賛されていますが
対「受刑者」だけでなく、文との関係性を描いたシーンでも
徹底して月末は「受け」の態勢だったなぁと思います。

盟友の記事によると
吉田大八監督はご自分がベーシストなんですってね。
 


ベースマガジンの2月号に
吉田監督とバンドシーンの録音をしたベーシストさんとの対談が載っているそう。
その話のなかで劇中のバンドシーンには
月末と文の過去の関係性が表れていると監督が言っているそうです。
引用させてもらいます↓
 

設定としては高校生のときの石田文がそういう音楽が好きで、月末はきっとそんなに好きではないんだけど、彼女に調子を合わせて”僕も好き”っていう風に言って、実際好きになろうと頑張って聴いたりしながら、わからないなりに音楽を通じて彼女に近づきたい・・・という思いがあった、と。

あと、文がギターを演奏したいと言うから、”じゃあ俺はベースを弾くよ”っていう関係性とか。本当は、月末はもっと普通のバンドをやりたかったのかもしれないんですよね。このバンド演奏のシーンは彼らの過去の関係性も表れているんです。

 

 

石田文が好きな「そういう音楽」というのは

監督が好きで聴いていたPILというバンドに代表されるポスト・パンク。

こんな音楽です↓

 

いろいろ聴いてみたけどこの曲があのバンドの曲に雰囲気似てた。他の曲は80年代のポップロック的な軽い感じのもあり。



PIL(Public Image Ltd.)って聞いたことないバンドだったけど

ヴォーカルは元SEX PISTOLSだったらしい。


 

月末は高校生当時、こういう音楽はそんなに好きではないんだけど、文が好きだから一生懸命好きになろうと努力していた。

そして文がギターやりたいと言ったから自分はベースをやることになった…って裏設定、
月末くん かわいい! てか いい子!
もぉ ベタ惚れやんね(笑)


対する文ちゃん。
高校生でこういうパンクな曲を好きな女の子ってかなりとんがってる。
ギターがSG(型のEpiphone)だなんてね…女子高生があの形普通選ばんわ(笑)
TVから入ってくる情報をダサいと思ってるような、バイトしたお金貯めて時々都会のライブハウスなんかに行ってた?かもしれないイケてる子。
間違いなく女子同士で群れたりはしないタイプ。


地元の市役所に就職を決めるような、典型的な田舎の跡取り息子の月末くん
そんな強い女子・文を通して、自分がなかなか踏み出せない外の世界に想いを馳せていたのかな…

文は都会でも一匹狼だったんだろうな。
不倫の恋に疲れて故郷に帰ってきて
かつて高校の時に感じていたような世間への、自分への憤りをパンクなギターで鬱憤晴らしてる(ように見えた)
東京ではナースですよね?
帰ってきてから病院勤めせずスナックで働いてるっていうところにも
なんとなく投げやり感が出てますねぇ。

どこかでこんな女子観たな….と思ったら
数年前にやってた斗真くんのドラマで真木よう子が演じてた役(こちらはドクター役)に似てる。

そんな彼女が、6人の元受刑者たちの受け入れと同じタイミングで帰ってきて
月末くん、たぶん退屈で平凡な毎日だったはずが完全にココロ乱されてる。
公私ともに。
そのどっちにもオロオロさ加減が存分に出ていて
困ったちゃんなところがほんとにリアルでした。

思えば「攻め」のギタリストではなくて
「受け」のベーシストであるというところも
ちゃんと彼の役柄を暗示しているのかな。
それとも監督が自分自身をさりげに反映してる?

いやそれにしても
黒いプレシジョンベースを
ダウンピッキングで淡々と弾く月末くん
かっこよかった(〃ω〃)

田舎なのに
背中に楽器背負って自転車で練習場所に行くところが高校生っぽいけど(笑)





 

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