目覚めの景色〜家族の家 | 水上繭子*表千家茶道・大人になったら始めたい いのち目覚める暮らし教室・植物療法ジェモセラピスト

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毎朝、目覚めると見える景色がお気に入りです。

繁華街の真ん中にありながら、お隣のお家の緑と、近くの古いお寺の鳥の声のおかげで、軽井沢か清里かと思ってしまうような景色です。


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この家に越してきた時、子どもたちは小さくて、家族5人が座れるソファを探しました。

大晦日の紅白歌合戦や、定期試験中に録画して我慢した流行りのドラマを、みんなで並んで観ました。

けれど、そんなひと時はあっと言う間でした。3年くらいあったでしょうか。

そのうちソファはもっぱら取り入れた洗濯物を山積みにしておく場所になっています。

革張りのソファはだんだん黒ずんできて、洗濯物が座るだけ。
誰も座らないのに場所をとって鎮座するソファは処分して、広々とゴロゴロする場所として使える新しいファミリールームにしようと考えていました。


けれど、ふと今朝目覚めて、この景色を見た時、これも家族の住む家の景色の一つだと思うようになり、愛おしいと感じました。

洗濯物しか乗らない、用無しに見えるソファは、少し寂しそうで、まるで私そのものに見えます。

私はいま、シャワー後の毎日のタオルと、それぞれ自分で選ぶようになった衣類の洗濯をするだけの存在になっています。

けれど「もう、いらないか。洗濯機と乾燥機があるし」ということじゃ、ない気がしたのです。


毎日、家族のタオルと衣類を洗濯して畳む。

これが、いまのソファの、いまのファミリールームの、愛おしい景色なのだと。

いつか、その洗濯機すら、山にならない時もくる。
洗濯すら、私の仕事でなくなることがくる。


もしかしたら、いつか、小さな小さな子がここに座ったりよじ登ったり、飛んだり跳ねたりするようになっているかもしれない。

もしかしたら、いつか、毎日このソファでテレビ見るだけの暮らしを自分がしているかもしれない。

そんなふうに家族の住む家の景色は変化する。

そんなふうに思ったら、いまは誰も座らないソファのある、この景色を見ながら目覚める毎日がもう少し続いてもいいと思えました。



私は沢山失敗して、家族を傷つけても来ました。

そんな笑いも涙も喧嘩も、みんな吸い込んでる家なのです。

主婦になって20年以上経ちましたが、お友達を招く部屋、雑誌に出ている素敵な部屋、整理整頓収納が美しい部屋にするのが、主婦の腕のような気がしていましたが、いまは、そんな味気ない空間は、たまにお金を出してくつろぐホテルだけで十分、と思うようになりました。


「洗濯物、自分の引き出しにしまって!」

「使ったものは戻して!」

と、いつも叫んで、いつも残念に散らかっている家が、我が家で、私の家族なのだと思うようになりました。

この音と色と匂いと景色は、どんなにお金をかけて旅に出ても、ここにしかないのです。

大事な景色。

そして、どんどん変化して、二度と同じ景色はないのだから、いま、この景色をいつも大事に忘れないで感じたいと思いました。



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アーユルヴェーダ料理教室

 

2018年6月19日(火)10時30分〜13時30分

『春のフルーツ献立』


2018年6月26日(火)10時30分〜13時30分

『ハーブ料理いろいろ』



表千家茶道教室

6月4日、11日、18日(月)
16日、23日、30日(土)


ビジネス茶道
6月25日(月)1830〜2030
三越前  コレド室町3  橋楽亭




 


 



 


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