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 今日出会った言葉を忘れないうちに記しておきます。


もし、どなたかの役に立てば嬉しいです。



河合隼雄著『明恵 夢を生きる』を若松英輔さんと一緒に読んで。


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「私たちは、納得しないことについては同じものが表れてくる。夢、言葉、出来事などとして、現れてくる。

繰り返されることには意味がある。情報を得ようと思えば、繰り返しには意味がないが、繰り返しを感じることで姿を現す。」

 


「大いなるものは、生活の中に偏在する。見えないことは、ないということではない。それを感じるかどうかは、あるかどうかとは別の問題である。」

 

 

「時と共に見えてくる。努力で見ようとしないこと。本当に会いたい人には会いにいかない。必要な時には会える。自分でこじ開けない。」

 


「夢の意味というものは、なかなか簡単に解らず、随分後になってから、なるほどと思ったりすることがある。夢を持続的に理解する。夢を受け取るのではなく、「夢を生きる」」



「絵画も音楽も夢も、言葉で解釈しない。言葉を読んだらそのまま自分の中で育てる。

イメージをあたためる。色、音、ひびき、動きをとらえる。観察するのでなく、向き合うこと。」

 

 

「乗り越えること、自立するということは、その対象を否定したり闘うことでなく、否定したり闘いたい対象すらも包み込んで守ること。」





私の子ども時代のテーマは、「悲しそうな大人の力になる」ということでした。


でも、自分にそれだけの力がないとわかると、テーマは、「父と闘う」ことに変わりました。

父を見返すことが、私にとっての自立でした。

 

そうして、20代になって父の扶養から離れたところで自立したようなつもりになっていましたが、その後も私のテーマは終わらず、繰り返し繰り返し、「父性に試されるような出来事」が立ちはだかりました。


そのうち、「父に会いたい」と思うようになっていました。


父を乗り越える、父から自立するということは、父を包み込んで守ることだったのです。


私にその心が芽生えた瞬間は、父が倒れた時でした。


「生きててほしい。」

「最後に、介護をさせてほしい。」


ピノキオが、おじいさんのためにクジラと対峙すると本当の人間になれたように、私にその気持ちが芽生えた時が、本当の自分になれた時だったような気がします。


病院へ駆け込んだ時、父はすでに意識不明でした。

「お父さん」と声をかけると、意識不明のまま、手を私と妹の方に伸ばし、結局そのまま、数日後に父は亡くなりました。

 



随分後になって、今頃になって思います。


ああ、あれは、バトンを手渡されたのかな、と。

私が父を乗り越えて自立したのは、あの時だったのだな、と。


 

「出口の見えないトンネルにいた頃」



父が亡くなってからは、なぜか、父と一緒にいるような感覚になりました。

あれほど、嫌悪感でいっぱいだった父が、私の中にいました。

父を受け容れたことで、自分を受け容れることが少しずつできるようになっていきました。



すると「父性に試されるような出来事」は現れなくなり、「父性に守られるような出来事」が起こるようになりました。

少しずつ、少しずつ、少しずつ、持続的に変化していました。

 


父の命を受け継ぐというのは、父のDNAを持って母に出産してもらった、そのことではなく、「わたしが生きる」ことだったのだとわかりました。

 


いま、それと同じように、私のDNAを継いだ人たちが3人、乗り越えようと、自立しようともがいています。

私は、自分のお腹を痛めて、もう生んだと思っていました。

けれど、まだ生まれていなかった。

 

肉体は、私のお腹から出てきているけれど、まだ魂は胎児でした。


いま、彼女たちは、自分の力で人間になろうとしています。

かつての私がそうだったように、親と闘っているようです。


いまはじめて、私は、あの時の父の気持ちが少しわかるような気がしています。


父は、自分に牙を剥く娘に愛されようとはせずに、自分を生きていました。

だから、安心して、私は父を否定して、父から離れることができた。

最後にちゃんと、私に「お父さん、生きて。お父さん、ありがとう。」と思わせて、死んでいきました。

私をちゃんと自立させてくれました。

 


時というのは、止まることがない。

時というのは、力を持っている。

時は知っているし、時を待つことが生きることなのだと思います。

 


先日、こんな言葉も聞きました。

 

「子どもが生まれるのを待つお母さんです。生まれるのには、時間がかかります。早く生まれてほしいと願っても、十月十日前に生まれてほしいと思っても無理です。でも、胎児は必ず生まれます。時間はかかるけど必ず生まれる。永遠ではない。だから、お腹にいた時のように外側からそっと育んであげてください。見えないけれど、お腹の中で育っている。月は必ず満ちて生まれます。」



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(屋久島では月明かりでウミガメの卵が孵化します)



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