いいなぁっとよく言っていました。
戦争も経験し、身体も弱かった祖父
だからこそ バブルの時期であっても
派手な行いをすることもなく
いつも真面目に そして どんな時も
穏やかで物静か 凡事徹底といえる生き方でした。
祖母は早くに亡くなりましたが
家族のために トイレの掃除や排水口だけでなく蛇口の中の水垢や 池の掃除 車のワックスがけなど ゴロゴロ休んでいる姿は見たことなく 時間もルーティンもいつもきちんとしていて 新聞を読んだあとも新しい新聞と変わらないほど綺麗。
広告チラシはカッターで同じ大きさのメモ用紙に切り 部屋はいつも同じ状態に
整っていました。
そんな祖父の好きな暮らしが平々凡々でした。ある人は平々凡々なんてどこがいいのかと首を傾げていました。
私も若い頃は あれこれしたいことや欲にまみれていました。
でも 今となっては
いつもと同じ 刺激がなくても 平々凡々
って素敵なことだなぁ~としみじみ感じています。