最近使っているパステルの
色の名前が素敵なのです。

青っぽい色...「音羽の清み空」
水色っぽい色...「保津川ソーダ」
黄緑っぽい色...「光のどけき日」
紫っぽい色...「千年紫」

色の名前を聞くだけで、
その色の持つ世界がフワッと浮かんでくる。

このパステルは
現実に、ちゃんと私の手の中に存在しているのだけれど、
それは私の勘違いかもしれないなぁーとも思う。

だって、

「小説の中だけに存在する色」とか
「記憶の中だけに存在する色」とか、

そんな色達についているような、
随分と洒落た名前なんだもの。


***


ちょっと話がそれますが、
私、人の名前を眺めることが好きなんです。
名前って、なんとなく...
その人のワールドが
象徴されているような気がしませんか?

例えば「真理さん」の名前を眺めていると...

白く柔らかいレースのカーテンが
ヒラヒラと風にゆれていて...
その窓からお部屋を除いてみると、
丸い小さな木目のテーブルがある。
そのテーブルの上には聖書と百合が置かれてて...
その端で、おかっぱ頭の女の子がピアノを弾いている。
聴いたこと無いメロディーで...
嘘が無い、クリアな音色。
今度はお部屋から窓の外を見ると、
とても青空で、白い鳩が2羽、飛んでいるの。

「陽三さん」なら、
太陽が3つもサンサンとしている、壮大な宇宙の光景。
そこにはたくさんの惑星が点在していて、
それぞれが、力強い色合いで、カラフルに瞬いているの。
もっと近寄ってみると、それぞれの惑星に
色んな生き物が住んでいて。
「こんにちは」と手を振ると、
「こんにちは」と手を振りかえしてくれるのです。
そこに住む生き物の多くは、陽気な性質を持っているの。


先日、始めてお会いした人に

「繭子って本名ですか?」と聞かれ、
「そうよー」と答えたら、

「繭子さんは、ものすごく繭子って感じがしますよね」と言われました。

その方は「繭子」という名前を通して、
どんなワールドを思い浮かべてくれたのかしら?

私、自分の名前に関してだけは、
いくら眺めてみても、
なかなかワールドが見えてこないのです。


***


パステルを使って描いた絵、
今日、出来上がりました。

近日中に、新曲と共にお披露目できると思います。

楽しみにしていて下さったら嬉しいです^^

それではっ、またネ!!