昨日、ネットニュースでの記事では、『腰が引ける悪い癖を修正できず』と書かれていましたが、今日の中日新聞の記事には、
『腰痛をかばうようになっていたという滑りを修正して臨んだ』
と書かれていると教えていただきました。
どちらが正解なのかは分かりません。
どちらも正解なのかもしれません。

JOからずっと小塚くんのスピンが安定しない事が心配でした。
右足を軸に回るスピンですので、左足故障のせいでは無いのではと思ってはいましたが、それはもしかして腰のせいなのかもしれないです。
想像ですけどもね。

ここで、小塚くんが抱える臼蓋形成不全について、同じ障害を抱える方のツイートを紹介させていただきます。
薄野の舞姫さんは、私が小塚くんがこの障害を抱えていると知った時に、具体的にどういった症状なのかを調べていて辿りついたサイトを管理されている方です。
薄野の舞姫さんのサイト
”臼蓋形成不全”(変形性股関節症:前期)について

以前サイトをこのブログで紹介させていただいて、それ以来ツイッターでお付き合いさせていただいています。


『自分的に注目したのは、コメント欄。この疾患の何たるかを知らない人は、ファンですら彼のことを酷評する。この疾患の改善における最大の敵は、周囲の無理解。彼の最大の理解者であるべき我々ファンが、彼の“敵”と化してはいけない。 <RT
(このRTとはスケカナの演技を載せている動画サイトの事です)』

『今回、小塚くんは股関節だけでなく足にも不調を抱えていたと聞きます。ある意味、この疾患の怖さは、これら二次的障害。股関節のハンディが災いし、連動する如く他の部位の不調も導きます。膝・腰・太腿・ふくらはぎ・足首…などなど。自分も、何度も苦心させられた。』

『状況によっては、股関節以外の部位の苦痛を強く感じることで、その元凶が股関節にあることに患者自身が気づかなかったり、医療機関でも別な疾患と誤診されたり等で、発覚が遅れる場合もあります。思わぬ部位の不調をも導く股関節疾患。股関節のみに縛られない総合的なケアが必須。』

『この疾患は、ときとして患者のメンタルをも著しく蝕みます。「治らない病気」である現実を受け入れられず苦悩する患者さん達、周囲の無理解に苦悩する患者さん達、これまで自分もたくさん見てきた。そして自分も、悟らなくてはならない限界という現実を突きつけられて、何度も凹んだ。』

『生涯に渡って付き合っていかなくてはならない「治らない病気」であること、股関節以外の部位の不調をも導く疾患であること、そして状況によってはメンタルをも著しく蝕む疾患であること、小塚くんのファンのみなさんにも、もっとよく知ってほしい。 』

『小塚くん本人にも…そのハンディを承知で現役を続けることは、“夢”も“希望”も“怨念”も、すべてその股関節に詰め込んでリンクに立つのだということを認識してほしい。それだけ、この疾患を持つ者が舞台に立つことは、命がけなんです。だから、後悔しない演技を。』


舞姫さんはダンスをされている方で、今でも舞台に立って踊られています。私は、その経験での色々なお話を教えていただいています。

[追記]
舞姫さんが、今回のことを日記に書かれています。
上記と重複している部分もありますが、さらに知れた事も多いので、ぜひご一読をおすすめします。
『ファンのみなさんにも知ってほしい、股関節疾患のこと。』

今年3月の世界選手権後の日記もぜひ。
『終われない本当の理由ができた』



ここからは、私の想いを。

小塚くんはアスリートですから、過剰な心配も、そして同情も拒むでしょう。
だから、彼は自分の抱える障害についても、今回の左足や腰についても、多くを語らないのだと思っています。
ただただ、真っ直ぐに自分の演技を観て欲しいと、そう願っているのではないでしょうか。

今回の故障も、舞姫さんの仰る二次的障害なのかもしれません。
今後も色々な困難が続いていくのでしょう。
「いつかは治ると思える怪我」ではなく、「一生抱える障害」です。
それがどれ程辛いことか、想像してもし切れるものではありません。

それでも、現役を続けようと決めて、今ああしてリンクに立っている。
背筋をピンと伸ばして。
顔を上げて。
凛として。

身体のケアは、知野先生と出水先生が万全にしてくれていると信じています。
それでも、足腰に負担の大きい競技です。何かしら故障は続いていくのかもしれない。
それでも彼は弱音を一切吐かず、前を向いている。
今出来ること出来ないことを冷静に受け止めて。

内心ではものすごい葛藤と戦っているのかもしれません。
でも、それを見せたくないのが彼の美学なんだろうなと思います。

だから、私は彼が見せる姿をそのままに受け止めて、あまり悪い想像を膨らませすぎないようにしていこうと思います。
彼が常にこの障害と闘っていると言うことを、忘れずにいながらも。

完治することはないものだとは分かっていても、今日も祈ります。
どうか、すこしでも痛みが無くなりますように。
納得できる演技が出来ますように。
シーズンの最後に笑顔でいられますように。

たまに、なぜ神様は彼にこんな辛い試練を与えるのだろうと思う時があります。
だけど、「試練はそれを乗り越える事が出来る者に与えられる」と言う言葉をまた思い浮かべます。

可能だと思ったからこそ続けた現役生活でも、日々思い通りにいかない葛藤があるのかもしれない。
それが『もう短い競技人生なので、温かくお見守りください。』と言う言葉に現れているのかもしれない。
短いと思うから、次に続く子達の事をも考えつつのブレード開発なのかもしれない。

だけど、今は彼の本音を知る事は出来ません。
いつか知れる時がくるとしても、それはきっとずっと後なのでしょう。

今はただ、祈りつつ彼の姿を見続けます。
今季の素敵なプログラムの完成形を、楽しみに待っています。

「君ならもっと出来る!」は、今の小塚くんには残酷な言葉かもしれない。
だけど、小塚崇彦の滑りはまだまだこんなもんじゃないって、やっぱりそう思う私がいて。

8年前のあの日、17歳だった小塚くんのスケートに一目惚れして以来ずっと、あの美しい滑りが何よりも大好きです。
あの頃よりもずっと大人になって、表現の幅も広がって、その滑りにますます魅了されています。
これからもずっとずっと応援しています。
精一杯に。






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