四国八十八ヶ所霊場 第84番・屋島寺 第85番・八栗寺 第86番・志度寺 | 日々の暮らし

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皆さん、おはようございます。今日もお忙しい中、ブログにお越しいただきましてありがとうございます。今日は四国八十八ヶ所の第84番から第86番までです。
 
まず第84番・南面山千光院屋島寺。真言宗御室派寺院で十一面千手観音が御本尊です。歴史に詳しい方でしたら屋島と言えば源平の合戦を思い浮かべる事でしょう。平家滅亡のきっかけになってしまった戦いの現場がこの屋島でした。このお寺の開基は奈良時代に唐から仏教を伝えに苦しい思いをして渡って来て下さった鑑真です。唐招提寺で知られるお坊さんですが、この屋島にも訪れています。西暦754年天平勝宝6年に日本を訪れて奈良へ向かう途中にこの地に立ち寄り、お堂を建立したのが屋島寺の始まりで、後に嵯峨天皇の勅願で弘法大師が十一面千手観音を彫って安置し中興を果たしました。
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
続きまして第85番・五剣山観自在院八栗寺。真言宗大覚寺派で聖観音が御本尊です。標高366mの五剣山の中腹に建ち山の上までケーブルカーもしくは車で訪れる場合は、多宝塔や大師堂を通り過ぎて本堂に向かいます。平安時代に若き弘法大師が修行に訪れた折に、天から5本の剣が降って来たそうな(@_@;)。お山の鎮守様であった蔵王権現のお告げがあり、その剣を山に埋めて鎮める為に大日如来を彫った事に因んで五剣山と名付けられました。弘法大師が唐に渡る前に、自分の遣唐使としての成果が出るかどうかを占う為に再度、この地を訪れて境内に8つの焼き栗を植えておきました。帰国後にすべてが元気に成長していたので八栗寺としました。また境内にお祀りされている八栗の聖天さまと親しまれている聖天さまも商売繁盛や良縁成就、夫婦円満の御利益があり信仰を集めています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして第86番・補陀落山清浄光院志度寺(しどじ)。真言宗善通寺派寺院で十一面観音菩薩が御本尊です。推古天皇の時代(592~628年)の創建で凡園子尼(おおしそのこ)が志度浦に漂流して来た霊木で十一面観音を作り安置したと言い伝えられています。西暦810~824年の弘仁年間に弘法大師が訪れた事がきっかけとなり、霊場としての歴史がスタートしました。現在の仁王門や本堂は西暦1670年・寛文10年に高松城主の松平頼重により造営されて共に、国の重要文化財の指定を受けています。
 
 
 
 
 
 
いよいよ第87番と第88番、そして別格二十霊場の第20番、お礼参りの高野山を残すだけになりました。
 
 
今日も皆さんが心穏やかにお元気でお過ごしになれますように。