寝ようとするとパニックが起きる [自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ] | 自律神経失調症パニック障害を克服した針灸師のブログ

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神戸元町の摩耶はり灸院から、自律神経失調症 パニック障害を克服した針灸師のブログです。
自律神経やパニックやめまい耳鳴りについて、自分の経験や針灸のこともまじえて書いています。

 

 

神戸元町の針灸院

ローラー針ケア

摩耶はり灸院の畑綾乃です 

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お早うございます。


今週も始まりました。


日曜まで、よろしくお願いします 



***

 

 

さて、眠ろうと横になるとパニック症状が出る、こういう人は(私もそうでした)とても多いです。



自律神経失調症の人は一度は経験するかもしれません。


 

以前説明しましたが、パニック症状というのは、自律神経症状の発作的なもので、症状がいくつか発作的に起こるものです。



なので、自律神経失調症の人には、なにも特別なものではありません。

 


動悸や息苦しさ、めまい感、発汗、手足先の冷感、頭部や顔のしびれ、など。



発作的に一度にくるので「パニック」になります。(パニック障害という命名もどうかと思いますけど)



体がすくむ感じ、落ちていく感じ、体がのみこまれていく感じもあると、とても怖くなります。


 

今から書く仕組みをよく理解してください。



理解すれば、けっして怖いものではなく、身体のあたりまえの生理的機能なのだということが分かると思います。


 

まず、これは、平衡感覚が不安定になったときに起こります

 


だから、重力が縦から横になったとき、つまり布団に横になったときになりやすいです。

(他にも、地下に入ったとき、乗り物にのっているときなどにパニックが多いのは、このためです)

 


だから、耳が弱い人、三半規管や前庭部と呼ばれる内耳が弱い人に起きやすいです。

(突発性難聴やメニエールの後遺症にパニック障害が多いのは、このためです)

 


重力が急に90度変わって、平衡感覚が不安定になると、脳は混乱して、大きな不安定感がおきます。

 


この平衡感覚の不安定な感覚は、大脳では認識されにくいので、自分では気がつかなかったりします。

 


その不安定感は(自覚があるないにかかわらず)勝手に自律神経を緊張させて、いくつかの自律神経症状を引き起こします。

 

平衡感覚が不安定→ 脳で不安定感が大きくなる→ 勝手に自律神経が緊張→ パニック症状

 

簡単に書けば、こういう図式です。

 

 


しかし、寝るときに横にならないわけにいきませんね。



対策としては、耳(頭)を心臓より高くすると、平衡感覚が不安定になりにくいです。



枕を高くする、ということです。



首を傷めると困るので、頭だけを高くするのではなく、大きな枕で、背中からグッと上げるといいですよ。



海外ドラマのベッドの枕みたいに、大きな枕があってもいいし、いくつかの枕を積んでもいいです。


 

真っ暗が怖かったら、電気をつけて寝てください。



私も1年くらいはそうしてました。



家族と一緒に部屋で寝てもらう方がいい人もいるでしょう。


 

気を紛らわす楽しいものも、軽いパニックなら役立つかもしれません。



私はマンガ、好きな肌触りの寝巻きやタオル、好きな音楽など。

 


好きな香りを思いっきりかぐ、大きくゆっくり呼吸をする、こういうのが合ってる人もいると思いますが、私はこれくらいではぜんぜんパニックは止まりませんでした。



大きく呼吸してたら、余計に苦しくなったりね 

 


やはり、一番良いのは、とっとと導眠剤などを飲んで、ローラー針でもしながらグーっと寝てしまうことです。



一度軽くでも寝れば、パニックが必ず治まります。



寝たことで、自律神経の緊張が多かれ少なかれとれるからです。

 


そして、これが大事なのですが、寝るときにパニック症状が出るのは、調子が悪い証拠です。



けっして良くないです。



調子がまずまずのときは、出ないはずです。

 


自分のキャパを超えていないか、生活を見直しましょう。



脳(思考)のキャパ、身体のキャパ、それぞれの負担をマイナスすれば、自律神経は自然に過緊張をしなくなります。

 


自分の体のSOSを無視しないようにしましょう 

 

 

 

 

 




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