かまぼこの話し④
- 本多 康宏
- 小田原蒲鉾のあゆみ
製造工程④ 《板につける》
板のつけ方でかまぼこの弾力は違いが出ます。
また、気泡が入らないように板につけなければならないので、
熟練した技を必要とします。
一度に板に盛りつけずに、3回に分けてつけていきます。
こうする事により、徐々に身がしまって良い弾力が得られます。
一段階目を「引き起こし」、二段階目を「中掛け(なかがけ)」、
三段階目を「上掛け(うわがけ)」と呼びます。
また、練り上げた身は、長く放置すると「坐り(すわり)」と言い、
身がこってしまい良い弾力を生まなくなるので、
素早く板につけなければなりません。
自分で、かまぼこ作り体験が出来ます。
鈴廣かまぼこ博物館