3月17日、マヤ暦は「香(Caban)・6」です
卒業シーズン真っ最中ですね。
小さい子たちのお別れ会や、子どもたちの新しい制服の採寸や卒業式の予行練習など
夢中で子育てしていた頃を振り返ると懐かしくなります。
子どもが一段ずつ階段を昇って卒業していくこと
それは親としても子どもの自立と卒業に向かっているということ。
嬉しいような
悲しいような
私がマヤの講座やレッスン指導をするとき
まずはマヤの世界観について先にお話します。
とても大事で、それが理解できなければマヤの本質や暦や時間、ましてや占術について
知ることはできないからです。
古代マヤの思考や宇宙論、世界観は
東洋の陰陽思想に似ています。
太極図の意味を調べてみると、太極図は、黒と白、陰と陽から構成されていて
黒の中には白い点が、また白の中には黒い点が描かれています。
これは、陰の中にある陽、陽の中にある陰を表しており、まだ陰陽が完全に分かれていない「混沌としている宇宙の状態」を表現しているといいます。
そして、やがて陰は陰を引き付け、陽は陽を引き付け、完全な陰と陽が誕生することになるのだそうです。
陰は、暗く、冷たく、内向的というネガティブな部分を意味すると共に、安定的、創造的、静寂、ゆっくりということも意味するとあります。
(易学から陰陽説サイト)を参考にさせていただきました。
マヤでは死と生が陰陽で、サインも10ずつ陰と陽にわかれています。
女性性と男性性も陰陽ですが、お互い陰と陽はそれぞれペアになっています。
フナブ・クの根本宇宙世界です。
もっと深い意味もありますが、探求して知ればしるほど
実はマヤの本質と東洋思想が共通の視点や思想哲学をもっているのだということがわかります。