ご訪問ありがとうございます![]()
大阪府枚方市にアーユルヴェーダサロンを
オープン予定のReikoです。
新月の影響でしょうか![]()
この2、3日眠くて仕方がありません![]()
昨夜は、再びスリランカのドクターによる勉強会に参加しました。
今回のテーマは、「頭痛」。
日頃からよく頭痛がするという方も多いのでは![]()
講義では、ドクター自ら、診療所の中の様子を映してくれたり、実際にどのように診察しているのか脈診&問診の実際を見せて下さいました![]()
こうやって診察の内容を知ると、看護師として必死で勉強してきたからこそ分かる部分というのがやはりあって、何事も無駄ではない…と改めて思う時間でもありました。
というのも、今回ものすごーく興味深いことが![]()
それはですね、
西洋医学では、一般的な頭痛は3つに分かれます。
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緊張型頭痛、片頭痛、群発型頭痛
そして、アーユルヴェーダでも実は3つのタイプが。
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ヴァータ性、ピッタ性、カファ性
これが、ほぼ一致してたんです![]()
つまり、
①ヴァータ性頭痛≒緊張型頭痛
②ピッタ性頭痛≒片頭痛
③カファ性頭痛≒群発型頭痛
順番に、その特徴や原因など見てみます。
①ヴァータ性(緊張型頭痛)
頭の周りをベルトで締め付けられるような痛み
ストレスなどの精神的緊張によって、頭や首の筋肉が過度に緊張することが主な原因。
西洋医学でも、慢性頭痛の中でも最も多いタイプといわれる。
ヴァータは風のエネルギーであり、乾燥性・冷性なので、寒くて乾燥する環境や運動後などにも生じやすい。
肩こり、首の硬直感やひどい痛みを伴うことが多い。
アーユルヴェーダでは、便秘も併発しやすいと考える。
②ピッタ性(片頭痛)
主に片側のこめかみにキリキリとした刺すような痛み
西洋的にははっきりとした機序が明らかではないが、週末などストレスから解放されるとき、強い光、薬物、疲労、また女性ホルモンの関連により月経前や月経時に起こりやすい。
アーユルヴェーダでは明るすぎる環境や暑さ、酸っぱい・辛いものを食べ過ぎるなどが原因とされる。
食べものに関しては西洋医学でも、カフェインやアルコール、など特定のものが誘発要因と考える。
めまいや、光を不快なほどにまぶしく感じる。
吐き気や実際に嘔吐する、胸焼けや胃酸過多など胃腸の症状を伴うことがある。
③カファ性(群発性頭痛)
鼻腔や眼の奥に錐(キリ)を差し込まれるような激しい痛み
西洋医学では原因は明らかでない(神経の関与は示唆)。
アーユルヴェーダでは、カファが高まる冬や春に発生しやすく、鼻腔に過剰な膿が溜まるためと考える。
咳や鼻水、鼻づまりを伴いやすい。
※カファは水・土のエネルギーであり、カファ性の症状といえば、咳や鼻水!
西洋医学では頭痛は、生涯に起きるとされる割合がおよそ30~80%といわれます。
それほど多くの人が経験する、つらく不快な症状。
あなたもいずれか当てはまるタイプがありましたか![]()
さて、西洋医学での一般的な対症療法は、やはり第一に鎮痛剤の服用、ですね![]()
あとは安静にする、温める…くらいでしょうか。
これは結局「その場しのぎ」になってしまいます。
頭痛の原因は何であるのか
などあんまり考えないですよね。
「あ~また頭痛いから薬飲もう」となるのがまあ一般的。
アーユルヴェーダでは、その人がどんな原因でその症状を生じさせているのか、その根本を探り、できるだけその原因を取り除いていけるように働きかけます。
とはいえ、痛みというのは本当にその人の生活の質に影響するので、鎮痛剤もうまく使うといいとわたしは思います。
また頭痛も、急激な痛みやあまりに激しい痛みなどには、重大な疾患が隠れていることがあります。
そんなときには迷わず受診を![]()
ちょっと堅苦しい話になってしまいましたが、次回は各々の頭痛に対するアーユルヴェーダ的な解決方法をみていくことにします![]()

