座右の銘をもっていますか。 | ざぼん的人生の歩きかた

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    午前に『生きていくために、身に付けていた方が良い、 
    考え方や、スキルについて』
   午後に『 自分自身を高めるための・こころ 』 
   の内容にしたいと思っています。
一部不定期に、読者の依頼により内容を変更する場合もございます。

前回は「 思いやり大切ですね 」でした。

いつもおいで下さいまして ありがとうございます。

こんにちは 門前の小僧 ざぼんです。

これまで名言などを題材にたくさん話してきましたが

全部 私が好きな言葉でした。

そこで浮かんだのが どれを「座右の銘」にしたら

ということでした、今日は「座右の銘」をもつ理由について少し。

ひとが「座右の銘」を持つべき理由 

悩んだとき、苦しいときに座右の銘を思い浮かべると、

気持ちが鼓舞されたり、支えになったりするものです。

なぜ人は、座右の銘を持つとモチベーションが上がるのか。

Biztech より

神経行動学者の岡ノ谷一夫さんの言葉によると、

 そもそも言葉というものは、


人の行動を制御するために生まれたと考えられる。

人は喜怒哀楽の情動に支配される生き物だが、

言語化された規範によって行動を律してきた。

その意味では、心に留めておく座右の銘は、

自分の行動をコントロールする言葉といえよう。

 そこには一種の条件づけが働いている可能性はある。
 
 最初はたまたま、座右の銘を信じて行動したら、
 
 良いことが起きただけかもしれない。
 
 しかし成功体験を積み重ねることで、座右の銘は、
 
 その人にとってますます大事になっていく。
 
 そしてついには座右の銘を思い出せば、
 
 ある目的に向かって猛然と行動できるようになる。

 これは心理学的には次の2つの用語で説明できる。
 
 「弁別刺激」と「強化」である。
 
 例えば、犬が飼い主の姿を見たときに
 
 前足を飼い主のほうに出したとする。
 
 飼い主は喜んで、ご褒美のビスケットをあげる。
 
 これが何度か繰り返されると、
 
 犬が「お手」をする確率が上がってくる。
 
 条件づけの成立である。
 
 ここで、飼い主の姿が「弁別刺激」であり、
 
 ビスケットが「強化」である。

 座右の銘に従った行動によって
 
 成功という強化が繰り返しもたらされると、
 
 座右の銘自体が弁別刺激となる。
 
 人は自ら弁別刺激を心に生み出すことで、
 
 何らかの目標達成に向かって努力できる動物なのだ。
 
 人は「内発的動機づけ」によって

行動することができる唯一の動物だからだ。

犬やアシカなら、褒められたり叱られたりして、

外からの刺激を受けないと、必要以上の行動は起こさない。

しかし人は、好奇心や関心など、

賞罰に依存しないモチベーションによって行動する。

 そして座右の銘は、内発的動機づけを明確にし、
 
 自分の目標を見据えるという点で意義がある。
 
 人はあれもこれもといろいろとやってみたくなるものだが、
 
 座右の銘を持つことによって、
 
 行動を限定することができる。
 
 具体的に何かをしたいという思いを
 
 印象深い言葉にまとめた、
 
 自分にとってのキャッチフレーズのようなもの、
 
 それが座右の銘だ。

 だから座右の銘は、
 
 心の底から好きだと思える言葉でないと意味がない。
 
 愛着や尊敬の念がないと、
 
 モチベーションをうまく引き出せないからだ。
 
 偉人の名言を座右の銘にする人が多いが、
 
 そこには当然、その偉人に憧れ、
 
 自分もそうなりたいという素直な思いが込められている。
 
 そして好きな言葉を使うことで、
 
 その言葉を信じて行動している自分を好きになり、
 
 目標達成への大きな励みとなる。
 
あなたの「座右の銘」はなんですか それを思い出すとき

どんな気持ちになりますか。

次回は 「座右の銘」とのつきあい方について。

推敲2回で完成。

最後まで読んでいただきまして ありがとうございます。
感想などいただけますと 小僧が喜びます。
(和尚 敬白)
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