見世物小屋…実はまだ一度も行ったことは無い…
唯一思い出せるのが、映画「天井桟敷の人々」で最初の場面…
美しいヒロインが「見世物小屋」で働いているのだ…
こんな艶やかな女性が…見世物になるって…?
と、思いきや…首から上しか見せてませんでした…😊…

さらに色んな伝聞をかさねると…
火を吹く男とか…へび女とか…
とても怪しく…とても魅惑的な…非日常的世界…

あの見世物小屋の人々は…
おそらく自らの仕事にほこりをもっていたに違いと感じるのです…

かの沢村貞子さんの若かりし頃…家は貧しかったそうですが…
それで、八百屋の人がよく
「あたりみかんあるよー。」と声をかけてくれたそうです…
あたりみかんとは…
ちょっと痛んだみかんを「あたり」といって縁起をかついだのですね…
そのとき、売る方にも買う方にも何の恥も卑屈さもなかった…
のようなことを沢村さんはお書きになっていらっしゃいました…
古き良き時代の日本の心…と思います…