ジングルベルが街に流れる季節になると…
「クリスマスツリー」というフランス映画を思い出す…

避暑地の海でボートで遊んでいた少年が、
核搭載軍用機の事故に遭遇し被爆し
白血病になり…残された寿命がクリスマスまでもつかどうか…
という話だった…

少年はなぜか狼が欲しいと言う
父親はパリの動物園から狼を盗み出してくる…

盗んだらばれるだろうとか…狼なんてなつくものだろうか…とか
その映画を見た時は驚いたけれど…

結局のところ…
少年は狼と生きることを選んだということだろうか
さらに言うと…
狼として生きるということを選択したとも言えるかもしれない…

映画のラストシーン近く
降りだした雪に喜んで外に駆け出す場面がある…

そのとき降りだした雪は今も降りやまず…
積り続けているような気がする…