海況 波高 1m 大潮
気温 11℃ 風速 1~5m
水深 30~50m 釣り座 右舷(10人)大ドモ 総勢約20名
釣果 7杯、(頭7杯)
タックル ロッド 極鋭ゲーム・センサー レッドチューン
極鋭MCゲーム160
リール エアド レッドチューン100R×2台
ライン ハイパーメガセンサー0、8&1号
リーダー シーガ- グランドマックスFX 5号 1、5m
仕掛け Dフロン船ハリス+10 5号 5本直結 枝間 1m
オモリ トップガン・マルイカシンカー40号
考察
3・11以来、約一月ぶりの釣行。 好天&凪の土曜日は久々とあって混雑を予想し、いつもより
早く4時40分に宿に到着。 この時点でマルイカの看板の前に並べられたクーラーボックの数は
10個以上・・自分が通い始めたほんの3年前は土日でも小さな11号船1隻で足りていたというのに、
結局6時30分出船の3号船、7時出船の1号船も共に20人以上の大盛況。
昨年の不漁で丸一年マルイカ釣りができなかったフリーク達が満を持していたところに今年の好釣果、
そしてやはりKT社長を初め T船長、G船長、D船長達の人柄の良さがリニューアルしたHPや専門誌の
取材記事からも視る人たちに伝わり、このような集客に繋がるのではないかと思う。
3号船乗船のKT丸きっての名手OZさんにキツいプレッシャーを掛けられつつ、自分は1号船を選択。
共に大型船ゆえに、それほど窮屈な思いをせず、快適に釣りができるのは本当にありがたい。
定刻の7時に出港、カメギ根直行かと思いきや、江の島近辺でスローダウン・・しばし探索の後、投入の合図。
数投空振りの後、僅かに竿先が「クッ」っと入り胴長10cmにも満たないマイクロであるが1杯目をゲット。
思えば手巻きリールでの釣りはカワハギ以来と実に久々で、しばらく加減を掴めず、後に巻き上げ中に
2杯もバラす要因となってしまった。
全体的にアタリが少ない状況の中、中型を1杯だけ追加出来たが「カメギ根行きます」とKT船長のアナウンス。
30分ほどで到着。 長井、葉山、湘南、平塚、三崎、剣崎松輪、等々ほぼ全ての船がおり、まさに大船団。
反応はそこそこあるようで、KT丸もすぐに投入合図が出る。 だが、やはりイカの活性は低く誰にも乗らず。
周囲の人々が竿も折れんばかりに激しくタタキを入れていても乗らない状況を見て、自分は逆に殆どタタかず、
スッテを静止させる釣りを選択、代わりに、巻き落としだけは他の人の3~5倍は繰り返した。
そのせいか決定打には程遠いが、本当にポツリ、ポツリ・・と追加。
何せアタリが少なすぎるゆえ、当たりスッテもなにも無いものだが、5cmオールハダカ・レッドヘッドで4杯
乗せたので、強いて挙げればそれになるか。 全員巻きは一度も無く、1時間以上船中顔見ずなど、
最後まで状況は変わらず、ボウズの方も出てしまうくらいの厳しい一日だった。
結局7杯で終了。 完全ボウズ、6杯に次ぐ自己ワースト3位を記録・・
KT船長の「・・疲れた」の言葉と憔悴しきった表情が全てを物語っていた。
しかし自分は釣りを「楽しめた」し、いくつかの発見もあった。
まず、ハダカのレッドヘッドが新たなスタメンに相応しい活躍を見せた事。
そして、専門誌での実験記事にあった「トップガンは鉛のスカリーより遅い」という事が無かった事。
少なくとも自分の右舷側では全ての投入で鉛のスカリー&その他のオモリ使用の10人に、
遅れる事は一度も無く、逆に常に1~5秒ほど差を付け真っ先に着底していた。
初めて使用した30号負荷の極鋭MCゲームが、40号使用の現時点では自分に合わない事。
穂持ちまで曲がり部が広く、アタリは取り易いが、レスポンスの面でどうしても違和感、もどかしさを感じ、
逆にゲーム・センサーでの釣りが染み付いてしまってる自分のスタイルを再認識した。
改めて30号でも使用してみるつもりだが、あくまでマルイカ釣りに関してはサブの位置付けか。
一度だけすぐ傍を通過した際に、長井MZ丸に乗船されておられたOG丸の名人KZさんの釣りを拝見でき、
特に自分があまり多用しない激しいタタキに関して、振り幅や止めの長さ等々大変参考になった。
何より投入から取り込みまでの流れるような一連の動作を観て、やはり次元の違いを感じた。
今日の状況で16杯だったそうだが、さすがの一言しかない。
近々、釣友が同行する予定ゆえ、教えるために次回は直ブラも・・・・まぁ、多分やらないかな。
次回に向けてまたスタメンを再構築してみようか。
自宅であれこれ戦略を練り、仕掛けを作成するのは、
実際の釣行と同じくらい本当に楽しいものだ。
船宿 茅ヶ崎 KT丸 KT船長