<流れを断ち切るメシアの一撃>

栃木戦で苦い結果となった深澤が復帰。ゴウキがここにきてスタメン。ずっとスタメンだったカトレンがベンチスタートでケイトがベンチ外となり、リーグ戦では見なかった形をあえてここで見せてきました。

 

ベンチには長谷川竜也が復帰し、また「隠し球」シンアライがここにきてベンチ入りを果たしました。

 

序盤は予想通り、勝利が必須な千葉が押し込む形となり、序盤の3分にはFKからゴールネットを揺らされるも、オフサイドに救われました。

 

18分には田中和樹が深澤を振り切ってクロスを上げ、呉屋が林に体を寄せられながらも決定的なシュートを放ちましたが、マテウスが決死の顔面セーブで防ぎます。

 

ややジェフが主導権を握りながらも、均衡を破ったのはヴェルディ。34分にゴール前の混戦から森田が出したパスに中原が鋭いシュートで大きな先制点。

 

さらに44分、自陣でのカウンターからコロ助のクロスに森田がヘッドで押し込み追加点。

 

序盤の苦戦から挽回し、大きなアドバンテージを獲得してハーフタイムへ。

 

<決死のクローズ>

後半、ジョーカー小森を投入してきた千葉に対し、ブロックを敷いて守る形に。

 

あわよくば追加点が欲しかったですし、何本か惜しいミドルもありましたが、千葉の攻撃を肝心なところはしっかりと締めてシャットアウトできていました。

 

78分にはついに守備の隙をつかれて小森に反撃の1点を許すも、攻撃的なカードを温存し、平、奈良輪などベテランがしっかりとゲームを締めてそのまま勝利。見事決勝に駒を進めました。

 

ここまでチームを引っ張りながら最終節では体調不良で挨拶出来ないなど不運もあったキャプテン・森田晃樹がここにきてゴールもそうですし、大きな仕事をする場が与えられたのは運命のいたずらかもしれません。

 

来週、ついにラストチャンス。最後の大一番。国立で清水エスパルスと対決です。

 

<MOM>

森田 晃樹

 

決勝ゴールに加え、ボールキープと巧みなボールさばきでジェフの攻撃の芽を摘み、勝利に大きく貢献。