<突如のアクシデントも、守備陣は粘る>
宮原が朝のアクシデント(怪我ではなさそう。体調不良?寝坊?カレー鍋?)で突如欠場で、山越が去年の序盤以来の右SBで先発。ゴウキと千田以外、スタメン9人を入れ替えて臨みました。
人に強くくる岡山を相手に、セカンドを拾われる展開が多かったものの、千田と谷口は天皇杯に引き続きいいパフォーマンスが出来ていましたね。今日はCBが比較的高い位置を取れていたので、相手を押し込める展開になっていたのと、抜け出しを狙ってくるルカオもラインコントロールを徹底してオフサイドトラップに引っかけていたので、完全にフリーで抜け出されることは少なかった印象。
岡山の負けが少ない理由は、この手堅さなのかなと。徹底したブロックとシンプルな攻撃、そしてセットプレーの強さ。J2ではこういう戦い方が勝ち点を取りやすい。
そんな中でも森田のターンや、稲見の身体を張った守備からカトレンやバスケスがサイドからチャンスを作るものの決定機は少なく、0-0のまま前半へ。
<同点に追いつけるぞというメンタルの変化>
しかし後半、先手を打ったのは岡山。57分。糸の目を通すような見事な中央からのスルーパスに反応した仙波が山越をかわしてマテウスとの1対1を制し、先制ゴールを奪います。
チアゴと坂本を投入してさらに追加点を狙う岡山に対し、北島とコロ助を投入。これが的中。
65分、左サイドのCKからショートコーナー。深澤のクロスがバスケスに弾かれたところをコロ助が押し込んで同点。天皇杯に続いてですが、リーグ戦では初めて同点に追いつきました。
そしてゲームの流れが変わったのは78分。ロングボールを納めて1対1になりかけたチアゴのシュートを横っ飛びでセーブしたマテウス。しかしこのボールを無理やり蹴りにいってしまったチアゴが2枚目のイエローで退場となり、数的優位に。
<上がる資格のあるチームに>
数的優位になって圧力が弱まっていく岡山相手に一方的に攻め込む展開になるも、ゴールは割れないままATへ。この試合はイエローが結果的に8枚となりゲームが止まる時間が多く、6分と長いAT。
時間が迫る中、岡山のゴール近くでFKのチャンス。北島の上げた低い弾道のボールに山越が合わせたヘディングが岡山のゴールネットに吸い込まれ、劇的な形で大きな勝ち点3をものにしました。
シーズンを通して安定した強さを発揮することは、容易ではない。
昨日観戦スペースを開きながら、こういう試合を物にできるのが昇格するチームなんだよなーと仲間と話していましたが、最後のゴールで、まだ俺たちには上がる資格があると実感できました。
<MOM>
山越康平
久々の右SB起用もそつなくこなし、攻守にわたって活躍。
そして試合を決める決勝ゴール!
文句なしのMOMです。
