若手のテストと勝利への思いが混在していた。それがここ一番のルーキー馬場の大抜擢。結局失点に絡むプレーをしてしまったわけだけど、それを攻めるべきではない。むしろ心配なのは、周りはちゃんとサポートしてあげようという気持ちがあったかどうか。日本代表ですら出来てないことが結構あるみたいだから。

 試合の入りは悪くなかったけど、個で殴られて1点、微妙な判定で追加点を失ってから完全に崩れ、途中でキーマンの端戸を負傷で失ってしまった。今シーズンはもう無理なことを覚悟しなければならないでしょう。途中からは引いた相手に盛り返したものの、ゴールを奪うまでには至らなかった。

 相手が強かった、で片済けてはいけない。いつまでいるかわからないレギュラーに取って変わるために若手を育てるべきなのはわかる。でもどれだけ全力で闘っていたのか。覚悟を持って戦ってきている相手に一泡吹かせてやろうという気持ちはあったか。

 苦しい状況でも、このチームに投資する価値があるかどうかは、ピッチ上に現れる結果でしか証明できない。

 明日また満了があるかもしれない。シーズンが終われば移籍も動き出すだろう。もちろんOUTだけじゃなくINもあるけれど、今確実なのは永井監督の留任、そして内定しているルーキーたちだけ。

 残り2試合、しかも水曜はアルウィン。ここでの勝利は本当に価値がある。

 しょうもないけど、去年はJ1優勝争い、今年はJ3最終決戦に気持ちが向きかけている俺の目を覚まさせてくれ。

 最後にいいシーズンだったと思えるように。

 俺たちは共に歩く。どんな時でもついていくよ。