洗足池の弁才天(弁財天)
洗足池には、前出の千束八幡と共に、弁才天(弁財天)も祀られています。
弁才天とは、仏教の神様(元はインドのヒンドゥー教の神様)ですが、江戸時代まで日本は仏教と神道がMIXされていたので(いわゆる神仏習合)、日本の神様のように祀られていました。
明治時代になり神仏分離令が出て、多くの弁天社が、弁才天と同じく水の神である市杵島姫命(イチキシマヒメ)を祀る厳島神社に切り替わったそうです。
ですので、洗足池の弁才天も、今は厳密に言うと弁才天ではなく、厳島神社なのですが、
通称として弁才天と呼ばれています。
洗足池の弁天島。ボートで弁天橋の下をくぐれるようです。
いつからか廃れてしまい、池の中に水没してしまっていたようです。
地元の多くの人が弁才天の夢を見たことをきっかけに、昭和9年に再建されたと伝えられています。
ちなみに、弁才天の読み方のザイが財産・財宝の“財”に通じることから、
日本では、お金にご利益のある神様的な意味で“弁財天”と名づけられることも多いですが、
私は、正式表記の“弁才天”と、このブログで書くようにしております。
フリーウェイ再起動!
私はバイクに乗るのが好きなのですが、寒いのが苦手なので、
晩春~初秋限定で休みの日に乗っています。
私の愛車・HONDAフリーウェイ
↓
原付のように見えますが、これでも250ccです。
ホンダから1989年に発売された(初代は1984年で、1986年に発売されたフュージョンより前)、ビッグスクーターの走りですが、もう生産されていません。
私は4年前に中古で買いました。
その前はYAMAHAマジェスティの初代モデルに乗っていました。
買い替えるにあたって、フュージョンもいいなと思っていたのですが、
この小回りの利くボディに魅了されてしまいました。
気温が急上昇していい感じになったので、エンジン再起動させました。
10万km持つと言われるエンジンだけに、越冬後の点きもバッチリでした!
しかし、ガソリン価格は昨年の暴騰から沈静してくれてよかったですが、
首都圏の路駐はめっきり厳しくなって、昔みたいにお気軽に走れなくなりましたね。
バイクのコインパーキングをもっと増やしてほしい・・・。
洗足池の桜
桜坂を撮り終えた後、
蒲田を経由して東急池上線で洗足池へ移動しました。
このあたりの古くからの地名は千束なのですが、
日蓮聖人がこの池で足を洗って休息したという言い伝えが生まれて、
この池は洗足池と呼ばれるようになったそうです。
目の前に東急池上線・洗足池駅があり、環七と中原街道の交差点に近いこともあり、
周辺は都市化されていますが、
ここは昔からの名勝地で、昭和7年の東京市合併記念企画で選定された“新東京八名勝”の第7位にも選ばれたそうです。
ちなみに、1位・池上本門寺、2位・西新井大師、3位・品川神社、4位・日暮里諏訪神社、
5位・赤塚松月院、6位・目黒祐天寺、8位・亀戸天神だそうです。
選定された昭和7年と今では、だいぶ景観が変わっているとは思われますが、
あと2ヶ所まわれば、とりあえず制覇です。
桜の名所としても有名なのですが、広大な池のわりには、桜の本数は小規模な印象です。
吉祥寺の井の頭公園のように、池の周り一面に桜を植えたら、もっと見事な景観だろうに・・・と思った次第です。
しかし、この洗足池はただの花見公園、ボート池ではなく、日蓮聖人のエピソード以外にも、源頼朝や勝海舟に絡んだエピソードもある、非常に歴史的な池なのです。
追って、細かくご紹介いたします。
桜坂
今年の桜は、開花後、冷え込みがあって満開になるまで時間かかり、
満開になってから雨が降ってないこともあり、
例年より長い期間、お花見を楽しめるようです。
おかげで今年は多くの桜の名所を撮影することができました。
桜坂と呼ばれる桜の名所は全国各地にありますが、
(なつかしの)未来日記の舞台になった、
その挿入歌として2000年に大ヒットした福山雅治の歌で有名な“桜坂”は、
東京都大田区田園調布本町の桜坂です。
先日、こちらにも初めて行ってきました。
昭和5年に、道路の両サイドに桜並木が植えられて桜坂と名づけられた短い坂道で、
最寄り駅は東急多摩川線・沼部駅の、ローカルな桜の名所だったのですが、
TVと福山雅治のヒット曲で全国区になり、普通の住宅街なのに、人出と車の渋滞がすごかったです。
ちなみに、TVで放送された未来日記の舞台はここの桜坂ですが、
福山雅治は故郷・長崎の桜坂を思い出して詞を書いたそうです。








