洗足池の桜
桜坂を撮り終えた後、
蒲田を経由して東急池上線で洗足池へ移動しました。
このあたりの古くからの地名は千束なのですが、
日蓮聖人がこの池で足を洗って休息したという言い伝えが生まれて、
この池は洗足池と呼ばれるようになったそうです。
目の前に東急池上線・洗足池駅があり、環七と中原街道の交差点に近いこともあり、
周辺は都市化されていますが、
ここは昔からの名勝地で、昭和7年の東京市合併記念企画で選定された“新東京八名勝”の第7位にも選ばれたそうです。
ちなみに、1位・池上本門寺、2位・西新井大師、3位・品川神社、4位・日暮里諏訪神社、
5位・赤塚松月院、6位・目黒祐天寺、8位・亀戸天神だそうです。
選定された昭和7年と今では、だいぶ景観が変わっているとは思われますが、
あと2ヶ所まわれば、とりあえず制覇です。
桜の名所としても有名なのですが、広大な池のわりには、桜の本数は小規模な印象です。
吉祥寺の井の頭公園のように、池の周り一面に桜を植えたら、もっと見事な景観だろうに・・・と思った次第です。
しかし、この洗足池はただの花見公園、ボート池ではなく、日蓮聖人のエピソード以外にも、源頼朝や勝海舟に絡んだエピソードもある、非常に歴史的な池なのです。
追って、細かくご紹介いたします。

