マン•レイ | 八木毅のブログ/Takeshi Yagi's Blog/Electric Garden
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もう、終わってしまったけれど、素晴らしかったです。
マン•レイ展。
彼の写真家としての作品はもちろん書くまでもないことだけれど、短編映画が良かった。
1923~29年にかけての作品。
もちろんモノクロでサイレント。
この頃の映画には素晴らしいものが多くて、何度か書いたアベル•ガンスの傑作「ナポレオン」なんかも1927年の作品。
サイレントの時代は“音”が無い故に映像表現が限りなく追求されている。
今回展示されたマン•レイの「理性への回帰」「エクマ•バキア」「ひとで」「さいころ城の秘密」の4本は、しかもアバンギャルド。
普通の内容の映画では、あの映像表現は必要ないし、耐えられない。
シュルレアリズムという背景もあり、それはそれは凄い。
20年代のレンズを手に入れて何か自分でもやってみたいなと、かなり真剣に妄想しました。


ところで、
冬木透/蒔田尚昊さんのコンサートにも行きました。
これまたアバンギャルド。
最高でした。

それから、
また或る日、
銀座の某バーに連れて行って頂いた。
そこで、蝶を愛したという俳優岸田森さんの収集した蝶の標本を見せて頂いた。
これは震えましたね。