大野智といえば嵐のリーダーで、テレビで見る限りでは、何となくボケっとした感じの、草食動物的な雰囲気を持った人ですが、「舞台での殺陣が素晴らしい」と聞いて、そのギャップをぜひ見たいと思い、チケット取ってはりきって観に行って来ました。
やはり、勢いのある人は目の輝きが違います。幼い頃に父母を殺され、姉を奪われ、笑顔を忘れた男の役でしたが、まっすぐに客席方向を見る目に力がありました。そして殺陣は、評判通り素晴らしかったです。立ち回り好きな私は大満足でした。敵役は元光GENJIの佐藤アツヒロ。一時とは言え、アイドルの世界の頂点にのぼりつめた人だけあって、舞台上でも、ものすごく華がありました。ああいう悪役がいることで、舞台は一層引き締まるのですね。
こう考えると、やはりジャニーズはすごいです。抜群の身体能力、そして存在自体にオーラがあります。
ラスト近くで、大野智扮する凪(なぎ)が、独白するように子守歌を歌うのですが、歌は上手で声も良く、悲しげに震える声は、その場面にぴったりでした。
ストーリーも面白かったのですが、もうひとひねりあっても良かったかなと、ないものねだり…。
様々な色の布に、四方から光をあて、影をつくり、波立たせ…といった舞台演出の美しさにも息をのみました。舞台ならではの面白さを堪能できた、素晴らしお芝居だったと思います。