マウルルちゃんの平凡な一日 -4ページ目

マウルルちゃんの平凡な一日

主に私の乳がん体験記を書いてます。

先生の前で泣くのは、ほんとは嫌なんです。

看護師さんの前ではよく泣くのに(^-^;
先生の前だと何で嫌なのかな。

強い私をアピールしたいのか、単なる恥ずかしいだけなのか。。

でも今回は、あふれでる涙を止めることはできませんでした(/_;)



ハラヴェン6回目を受けに8日の金曜に病院に行ってきました。

呼ばれて診察室に入るなり、先生はレントゲン画像を見て苦い顔。

これは想定内。
ここ数日、自覚症状がひどくなってたので。

指先にクリップみたいなものを挟んで、酸素飽和度を計る器械、パルスオキシメーターと言うんですが、家用に買いました。

その数値が最近、ひどい時だと85~90(90切ると呼吸困難状態です)、脈拍120超え(100超えると心臓がえらいこっちゃ状態です)。

「水を抜く」と急に先生に言われても良いようにと、
私一人で行くので、歯ブラシとか、お箸とか、持っていける範囲の入院道具を持参しました。
慣れたもんです。

「う~ん、溜まってるわ。だいぶしんどい?今日入院して抜かなあかんわ。
とりあえずCT撮ってきて」

やっぱりねと思いながら、レントゲン画像を見ると、

右肺はこぶし大の肺のスペースを残し、後は水でうまってました。
左肺にも3cmほど溜まってました。←これは想定外(>_<)!

「今日ハラヴェンはするんですか?てか、効いてますか?」
との私の質問に、

「こんなに溜まってたら…ハラヴェン効いてないな。そもそも白血球が足りてないから今日はできない(1510でした)。
これだけ骨髄抑制が影響するとは。ハラヴェンあかんかぁ。
うーーん、ちょっと考える。」
と先生、頭を抱えている様子。


CTを撮って、再び診察室に戻ると、

さっきより先生、苦ーい顔して、

「あかんわ。抜けないかも。水に膜が張ってしまってる。抜いたとしても肺が膨らまず痛いだけ。そうなったら中止」

CT画像を見ると、素人目から見ても、右肺の胸水の周りに分厚い膜が張ってるのがわかりました。


抜けないて…、
抜いても痛いて…、
中止て…、
はぁ?どういうこと?

頭が混乱してきて、

今日胸水穿刺の辛い思いを我慢すれば、少しでも楽になると思って覚悟して来たのに、

痛いてどんな痛み?

てか抜けないとどうなるの?
どんどん溜まっていくやん、
今も十分呼吸困難の症状が出てるんですけど、

しかも左の肺も溜まってきてるて、

たった3ヶ月でハラヴェン終了?

次の薬あるの?次の薬は効くの?


て考えてたら怖くなってきて、
もうダメかもしれないて考えがよぎって、
茫然としていると、

追い打ちをかけるように先生が、
「肝臓も腫れてきてるな」



涙がね。
もう勝手にあふれ出てきました。


しっかりしないと気持ちを落ち着かせて、
(家族が同伴してたら、もっと泣いていたと思います)

ハンカチで涙を拭いながら、

「抜けないとなると他に方法はあるんですか?」

「抗がん剤が効くしかない」

「まだ薬はあるんですか?」

「ある!」

大きくうなずきながら、力強く先生は言ってくれました。

次の薬は、タキソテール。副作用に浮腫があります。

「胸水による水なのか、浮腫による水なのか、区別がつかないから、使うことをためらっていたけど、昔から使ってる良く効く薬だから」

「とりあえず午後から胸水抜いてみよう」



私が泣いていることに先生は気付いていたと思うけど、それには一切触れず、
いつものように話が脱線しながら詳しく薬のことを説明してくれました。

いつもと変わりないんですが、

何となく話し方とか脱線内容とか、いつもより優しく接してくれているのかなと、先生なりに気を使ってくれているのかなと感じました。



そして、びっくりしたのが、病室!!

胸水穿刺は処置後もしばらく痰や咳で苦しく、激しく咳き込んだりするので、大部屋だと同室の方に迷惑をかけるので、個室を希望しました。

「個室満室やねん。でも咳き込んでも大丈夫なところ用意したから。ウフフ」
と意味深に言う看護師さん。

「私の患者でここ使うの初めてやな」
と先生。

どういうこっちゃ(?_?)と思いながら病室に行くと、

なんと!1日3万いくらもする特別室だったんです!
どの部屋も満室でここしか空いてなくて、もちろん個室料金でok(^m^)

ソファに、チェストに、でっかいテレビに、お風呂付き!
お値段高めのビジネスホテルみたいな感じかな。

さっきの涙もカラカラに渇いて、写メを撮りまくって、モナオくんに即送信。

1泊入院がざんねーん(≧ω≦)

いつもドキドキしながら待っている恐怖の胸水穿刺、

おかげで緊張感が和らいで、昼食もいつもより多めに食べちゃいましたあせる

単純(^-^;



つづく
コンスタン(安定剤)を2ヶ月以上、夜寝る前に飲んでます。

クセになるかな、と持続的に飲むことに抵抗がありましたが、

先生は、
「初心者向けの軽い薬だから、ずっと飲んでても大丈夫」と言っていたので、飲みつづけることにしました。

飲んで寝ると、3時間ほどで目が覚めてしまうので、ほんとに軽いものなんだなと思います。

この病院でお友達になった同病の患者さんも、
「ガン患者は夜寝れないと余計なこと考える。薬で寝た方がよい」
と先生に言われたらしく、もう何年も飲んでると聞いて安心しました。

確かに、夜寝れないと良からぬこと考えがち。

とは言え、毎晩がっちり10時間ほどは寝ています。
でも、今日みたいに週1ペースでコンスタンを飲んでも頭が冴えて、なかなか寝付けない日があります(たぶん毎日寝過ぎだな(^-^; )

寒いから布団から出たくないので、ブログを更新したり、皆さんのブログを読んだり、エンタメニュースを隅々まで読んだり、布団の中でケータイをポチポチ。

余計目がギンギンです。




話は変わりますが、

以前に通っていたA病院(仮名)からこの病院に移って、そろそろ1年になり、同病の患者さん数人と顔見知りになり、待合室でお話するようになりました。

お話を聞くと皆さん全員、私と同じくA病院から移ってきたとのこと。
しかも主治医も同じM医師(仮名)。

継続的に入院や治療が必要な深刻な病状になると、今の病院に移されるみたいです。

A病院の方針なのでしょうね。たぶん。
M医師の最後の診察での、申し訳ないという顔が忘れられません。

今の病院に移って間もないないころは、
「ああ、捨てられたんだな」とA病院にもM医師にも怒りしかなかったですが、

今は、この病院に移って本当に良かったと、逆に感謝してます。

長期的な内科の治療が必要な今の私には、先生がどれだけ新旧を含め薬の知識を持っているか、
様々な症状の患者に適切な処置ができる経験と知識があるかが、命を左右するんだなとこの病院に来てから痛感しました。

それに先生が抱えている患者が少ないので、一人一人にかける診察の時間にもゆとりがあり、
その日にレントゲンやCTなどの検査ができ、
急な入院にもすぐに対応できるのが、とてもありがたいです。

あと、看護師さんのホスピタリティー。
小規模な病院の上、病院全体でガン患者が少ないので、地味な私でも目立つみたいで、「どう調子?」といろんな看護師さんが親身になって声をかけてくれるのが、うれしいです。

昨年はよく入院したので、「いつでも待ってるからね」 と言われるのは複雑な気持ちですが(^-^;


A病院から移ってきた患者さんたちは、「この病院に移ってきて良かった」と言ってます。

皆さん、この病院に来たときは深刻な病状だったのに、今はとっても元気なのも、希望が湧きます。

ガン難民と良く耳にしますが、私はよい病院に巡り会うことができて、本当にラッキーなんでしょうね。
先週の金曜日、無事にハラヴェンしてきました。
熱も出ずに穏やかに過ごしてます。


ただ、また胸水が増えてきてます(-_-)

1リットル以上は溜まっているでしょうか。

咳、痰、息切れ、疲れやすい、耳がこもる、しゃっくり
と自覚症状も増えました。

一番にハラヴェンが効いてくれることを願っていますが、

もし次、胸水を抜かないといけなくなったら、
ドレーンをしばらく刺しっぱなしにして胸水を全て抜いて、肺と胸膜を糊付けする処置をしてもらおうと密かに思ってました。
それをすると水が溜まらなくなるらしいので。

先生に聞いてみると、
残念ながら、この病院ではやってないんですって。。

過去にしてたみたいなんですが、処置をした後、熱が出たり、痛みが出たりと成功よりトラブルの方が多かったらしく、リスクの多いこの処置はもうしないでおこうてなったらしいです。

一つの希望が絶たれました。
処置後のトラブルが多いと聞くとやって欲しいという気持ちはなくなりましたが。
やっぱり残念です。

残された道は薬が効いてくれることだけなのかな。



最近、皮膚転移が気になります。

前までは胸と胸の間に親分やJrたちが密集して出来ていたんですが、

上半身の前面全体にプツプツと広がってきています。お腹や脇腹、デコルテ…。
まだ皮膚下で表面には出てきてませんが、触るとプツプツ。
ジワジワと支配地を広げていく感じが何とも不気味です(>_<)
親分を含め出血や滲出液などがまだ出てないのが幸いです。



あと、下腹部にあるシコリ。2cmぐらいかな。
場所が場所なんで便かもと、発見してから1ヶ月ぐらい様子を見ましたが、いつも同じ場所に同じ大きさであるんでシコリかと思うんですが、まだ先生に報告してません。

言った方がいいとは思うものの、言っても治療方法も変わらないと思うし、痛みとか違和感もないので、今のところ観察中です。




うーーん、読んでて楽しくない話ばかりですみません(>_<)

治療が上手く進んでるのか進んでいないのか、不安で。

体力が長続きせず、一日の大半、横になっている今の状態にも焦りを感じます。




でもね、良い話もあって、ここ数ヶ月、目立った骨痛がないんですo(^-^)o

ゾメタからランマークに変わった当初は、ランマークの効き目が薄いな大丈夫かなと心配だったんですが、効いてきたみたいです。



あと、酵素を摂り始めました。しかも一日の摂取量通常の5倍です!

抗がん剤を始めてから、慢性腸炎で。
酵素は腸に良いと聞いて、ファミリーサイズのでっかい酵素買いました。

腸の調子が良くなれば、栄養素や薬の吸収がよくなって、体重も増えて、体力も付くんじゃないかなと思ってます。
薬の効き目も良くなりますよね。きっと☆