都心のバラック建築 | 麻布十番の 元・居酒屋オーナーで現・不動産屋@でんじゃらすお兄さんのためになるブログ!?

都心のバラック建築

バロック建築ではありません。

バロックと言えば豪華絢爛な装飾とバラ窓です

 

バラックの話です。

 

正月に物件探索をしていたら都心エリアに割安感のある戸建を発見。

レインズって物件概要という文字データと販売図面(みなさんが見るチラシ)がアップしてあるのが普通ですが、やる気がない、もしくは著しくパソコンが苦手な老舗不動産屋が元付だと販売図面が添付されていないことがあります。

この後者の場合、お宝を握っている可能性があるのです。

 

昔からの地縁で頼まれたけど時代遅れな値付け間違い(もちろん安すぎる)をし、レインズやポータルに載せるPC技量が無いので情報として表に出てこない、そういう状況になっていることがあります。

 

エリアも私好みだし、建物面積の割に安いのでこれはお宝の可能性があると思い、正月明けの1/6の10時を待って資料を取り寄せました。

 

しかーし!

住所をググってみてビックリ。まだここにもこんな街並みがあったのか~。

グーグルマップの航空写真を見ると典型的な長屋で家と家のすき間がほとんどない。

こういう街並みは在日韓国人の人たちが戦後に建てたバラックによくみられます。

 

ただ、ここはコリアンタウンというかんじではなく、戦後のドサクサで建てられたっぽい。

というのは、ここはかつてあった淀橋浄水場(今の西新宿高層ビル群のある場所)に流れる玉川上水の水路にあたるところだから。水路際には貧しい人たちによってバラックが建てられ占拠されているケースがあります。

ここからさらに新宿に向かう道は壁の如く都営団地が建ち並んでいます。

ここはかつては水路際バラックが建ち並んでいたのを都が収用し、都営団地を建てて整備したのでしょう。

都内は戦後の混乱期に多くの人が流入してきて不法占拠同様にバラックを建てて住みついたりした場所が各地にあり、その名残が今もあちこちに残っています。

初台のオペラシティタワーの裏手に忽然とある昭和な一角もこれの一部と思われます。

 

その名残が未だに建物という形で残存しているというのは単純に建築的興味がありますのでわざわざ見に行ったりしています。いろんな事情の中で、一生懸命生きようとした人々の思いが垣間見れるような気がするんだよね。

 

 

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