息を吐くように嘘をつく仕事。。 | 好感度ゼロ上等のクセが強い不動産ブログ

息を吐くように嘘をつく仕事。。

息を吐くように嘘をつく

不動産投資業界を生き抜くためには大事なことだから何度でも言うクラスの重要センテンスなんだぞ、とオオカミさんが言ってますよねw

ワタクシ、仕事って「みんなが正確なことしか言わない」が前提で成立しているものだとずっと思ってました。
間違ったことを言わないって意味じゃなくて、故意に嘘の報告とか話をしないって意味ね。

職務上で相手が言っていることは事実であるって前提じゃないと仕事なんて成立しないじゃないですか。

ましたや、ワタクシは理系というか建築現場にいたので、嘘の報告とか説明を故意にされると場合によっては人が危険な目にあう可能性がある、最悪は死ぬかもしれないって話になり得るので、絶対に、少なくとも仕事の上ではみんなの発言は事実に基づいたものであると思ってました。
つか、オトナが仕事で嘘つくなんて思わなかったんです。

しかし、割と最近ですがその思いはジャーマンスープレックスのようにアタマからひっくり返されました。

(タイガーマスク多すぎじゃねw?)

実は、店を閉めた直後にほんの一時期ですが中小企業で営業職をやったことがありまして。
ルート営業ではなくて単発の大口取引を獲得してくる系の営業マンってーのは、それまでの人生で出会ったことがないすれっからしばかりでびっくりしました。

権謀術数、ライバル企業を陥れるためにはなんでもします。
相手の判断を誤らせるために嘘の情報を流したりもするんですが、その方法がエグい。

BtoB営業っていうのは、クライアント企業の購買部ってとこに出入りして情報を得てきます。
クライアントの購買部の方もこちらの動向を常に探っているので、手土産代わりに毎回気の効いた「業界の最新裏情報」なんて持って行くとよろこばれて、ふらっと行っても嫌がられません。(ただの情報クレクレ君はもちろんすぐに居留守使われるようになっちゃいますが)

当然、ライバル企業もそこに出入りして同じ担当者と会ってます。
実は、その担当者をうまくしゃべらせてライバル企業の営業マン同士はお互いの状況の探り合いしてるんです。

で、その購買部の担当者に真逆のことを言ったらどうなるでしょう。
ライバル企業の営業マンはその担当者からこっちの動向を聞き出すので、逆の情報が相手に渡ることになります。
例えば、ある案件をこっちは本当は取る気満々でも「今回は手一杯で受注できない」って話を担当者にするとそれがライバル企業に伝わります。
そうするとその案件については相手は油断しますから甘い(高い)見積もりをクライアントに出しちゃいます。
そこにこっちがちょっと安めの見積もりをズバッと入れればこっちが受注できちゃうわけです。

クライアントすら騙して利用するんですよ?
そういう人種に初めて会ったのでワタクシびっくりしてしまいました。
手段を選ばす狡猾に受注してくる営業の鬼みたいなやつって独特の雰囲気を持ってます。

確かにすごいんですけど、これはワタクシなんかが長くいる世界じゃないなと思って、すぐに営業職は辞めました。

息を吐くように嘘をつく。
ま、この話もどこまでホントかわかったもんじゃないですけどねーw

そんなわけで金曜日です。
みなさま、良い週末をー!

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