トランプがイランの核施設を攻撃したことのついて、石破首相がはっきりした態度を表明できないでいます。共産党がそれに憤るのは当然なのですが、じつはこの日本は戦後、アメリカの武力行使にはすべて賛成してきたのです。橋本龍太郎が1997年10月7日、衆議院予算委員会でこう答弁しています。

 

「第二次世界大戦後、わが国が国連に加盟いたしまして以来、わが国は米国による武力行使にたいし国際法上違法な武力行使であるとして反対の意を表明したことはございません。」

 

 そういう点では、賛成を明言しないでいる石破さんの態度は、戦後史上画期的なことなのです。おそらく外務省からは「早く支持を表明せよ」という矢のような催促がされていると思いますが、石破さんは自分の信念との関係で迷いに迷っていると感じます。

 

 それがいつまで続くか分かりませんが、もしずっと賛成しないなら、日本外交にとってのエポックとなります。だから、「がんばれ石破!」なのでした。

 

 ところで、橋本龍太郎のこの答弁を引きだしたのは、志位さんです。「戦後、アメリカが世界各地でおこなった武力行使のなかで日本がそれに批判的立場をとったケースが一回でもありましたか」と尋ねたのに対して、橋下氏が答えたものなのです。当時の私は党の政策委員会で安全保障と外交を担当していたのですが、志位さんに呼ばれて何を質問すべきかと聞かれ、「これがいいんじゃないんですか」と進言したのでした。懐かしいですね。