YouTubeチャンネルですが、先日の神戸での対話集会を、テーマ別に編集してお届けすることにしました。テーマ別なら、聞きたいところを選べばいいし、10分程度だから支部党会議の一部の時間を割けば大丈夫だからです。まず一回目です。
8中総にもとづき、全国で党の幹部が講演したりしている。そして、「除名された党員」を利用した反共キャンペーンがやられているとして批判を強めているのだが、ではそのキャンペーンをしているとされる当事者を批判するのかと思えば、やはり私に対する批判に終始しているうようだ。
1週間ほど前(7.17)新潟で「日本共産党を語る集い」が開かれ、藤野保史前衆議院議員が講演している。共産党らしく、事前に決まった13の質問に答えるというものだが、名前は出さないが私のことを批判していた。批判されたら、お答えしなければならないだろう。
この講演を聞いていて、最初は、藤野さんって、さすがに政策委員会で机を並べた間柄だけに、ちゃんと私の本を読んでくれているのだなと思わせたのだ。だって、私の除名理由にふれて、「事実上、党を攻撃した」という言い方をしていたから。私の『シン・日本共産党宣言』を読んだ方なら、その272ページのどこにも党綱領・規約への批判の言葉がないことは分かるはずだから、少なくとも「形式上」は党攻撃の本でないことは明確で、だから「事実上」と言わざるを得なかったのだと感じたのだ。ただの「攻撃」だとする志位氏などの言い方と異なるので、もしかして処分されるのではないかと、少し心配になったほどだった。
ただ、それに続いて、私が本を出したり、記者会見したりした経緯、動機について語っているのだが、それは無茶苦茶である。まず概要を引用してみよう。
「(除名された党員は)本を出したり、記者会見をしたり、いろんなことをしているが、本を出すことも相当な準備がいる。日本記者クラブの会見も『やらしてください』と言ったらできるか、といったら、そんなことはない。日本記者クラブで幹事となるところが協議して、『次はこういうテーマで』とか『こういう人を呼ぼう』とか協議して、次は決裁がおりないと記者会見ができないんですね。それを、きわめて、党から処分を受けた翌日にやるとかですね、本を出した翌日にやるとかですね、もう非常にいいタイミングでやっているんですね。そういう周到な準備のもとでの、そうした発言や行動だったということも、是非、知っておいていただきたいと思います。」
何というか、時間と空間を飛び越えたものだ。でも、市田副委員長も似たようなことを言っていたし、党外の人が書いたものを勉強しない党員は幹部の言うことしか信用しないから、そう思い込むこともあるだろう。だから、記者クラブ会見などの事実経過をちゃんと書いておこうと思う。それでも同じ批判を続けるなら、名誉毀損で裁判ものである。(続)