『13歳からの日米安保条約』、102項目からなる「用語解説」も書き終わり、この3日間、必死で中学校以上の漢字にルビを振る作業をしていました。目が相当疲れました。明日からようやく本文を見直す作業に入ります。

 

 ということで、本日午後、ようやく余裕がでたので、これの直後に晶文社から刊行予定の『「異論の共存」戦略』の初校ゲラに目を通しはじめました。それでガーンときたのは、こっちのほうが『13歳……』よりも読みやすいということです。何ということだ。

 

 でも、仕方ないんです。こっちは、私が共産党を退職したあと、いろんな方とお付き合いし、仕事をしてきた体験談のようなものなのです。難しい理論はなくて、それぞれの時に何を感じ取り、どんな反応があり、どんな失敗をしでかしたかというような、本当に個人的なものなんですね。

 

 サブタイトルが「分断を乗り越えようと、あがいてきた」ですから、どんな体験談かは伝わると思うんですが。分断された世界ですから、見向きもされないかもしれませんけどね。

 

 こんなものの出版を決断してくださった晶文社には、本当に感謝です。体験談のなかに、何らかのものがあると掴んでくださったのでしょうか。

 

 これ、まだ「あとがき」を書く作業が残っています。私としては、それにタイトルをつけるとすると、「左翼政党が「異論の共存」に踏みだしたら、日本の政治は変わる」みたいなものです。あと数日で書き終わらなくちゃ。