<今日の表紙>台北で見たお月様

台北から帰って20日ほど経ちますがまだお月様を見ていません。

 

台北に行く前に買った本は「アポロ18号の殺人」クリス・ハドフィールド著です。

アポロというと僕の世代はアメリカの1960年代〜1972年の有人月面着陸計画をイメージします。

 

本屋さんでブックウォッチングをしているとこの本が僕の目をひきました。

 

アポロ11号で1969年7月20日月面着陸を成功させてアポロ17号が1972年に月に降りたってから現在に至るまで有人での月への旅は実現していません。

 

先日も日本の民間月着陸船が月着陸失敗したことが話題になりました。

 

アポロ18号は実在しませんが小説では月着陸に成功して地球に帰って来ます。

 

そして、著者は3回の宇宙滞在をしたアメリカの元宇宙飛行士です。

アポロ計画の時代はアメリカとソ連の宇宙開発競争時代でした。

 

この小説のストーリーでも米ソの月をめぐる宇宙開発競争がベースになっています。

元宇宙飛行士だけあって月へ向かう時や月着陸、地球への帰還などはリアリティーあふれる描写がなされています。

 

サターンVはメインエンジンを一挙に噴射するとそのエネルギーに耐えられないので中央のエンジンを最初に点火してその後周りのエンジンを点火するシステムになっているなど細かいところまで説明しています。

 

僕が大学1年の時にアポロ11号が月面に着陸成功。同時通訳の人の声を聞きながら興奮したことを覚えています。

 

1969年7月20日 もう54年も前のことですね。

 

54年経っても月に行くというプロジェクトはかなり高度なノウハウがいるということです。

 

1970年の大阪万博で月の石が展示されていて万博も大成功でした。

 

この小説を読んで当時のことを思い出しました。

 

いい時代だったなと思います。

 

アポロとは太陽神のことだけど僕らの時代月へ行くこと

 

今年1月10日朝のお月様でお別れします。

54年前も今もお月様は同じく魅力的です。