<今日の表紙>8年前に今津の親戚と一緒に撮った写真

僕の右隣が喜八郎あんちゃん

 

8年前の6月に僕が生まれた大分県中津市今津町に住む親戚を訪ねたときのショットです。

 

僕は小学校1年生の途中まで今津に住んでいました。

 

親戚の兄姉はあんちゃん、ねえちゃんと読んできましたので喜八郎あんちゃんです。

 

喜八郎あんちゃんとの思い出は僕が小学校入学前の小さい時が多いです。

 

あんちゃんは中学校を卒業する前から、どのくらい前からかは不明ですが家業の銭湯の湯を沸かしていました。

 

昭和20年代からです。

 

両親が早く亡くなったので多くのねえちゃんたちと男は喜八郎あんちゃん一人というアンバランスの中で最も力がいる銭湯のお湯を毎日沸かしていました。

 

当時の燃料は石炭です。

 

裏山から石炭をトロッコに積んで釜に投げ入れてボイラーを沸かします。

 

まるで蒸気機関車です。

 

僕はよく見学していつも感心していました。

 

その後、石炭から石油に変わって少しは肩の荷が降りたようです。

 

いつまで風呂屋が続いたかはわからないけどねえちゃんたちがお嫁に行って喜八郎あんちゃんだけが残って結婚して風呂屋を守ってくれました。

 

世の中の移り変わりには勝てませんのでいつしか工場で働くようになりました。

 

でも、生まれ故郷の今津でずっと嫁いでいったねえちゃんたちの実家を守り続けてくれました。

地域の消防団活動にも熱心で表彰されています。

今日は喜八郎あんちゃんの告別式の日です。

 

喜八郎あんちゃん、どうぞ安らかにお眠りください。 合掌

 

故郷の匂いをいつも漂わせ笑顔溢れるあんちゃんが逝く

 

懐かしい8年前のJR今津駅でお別れします。