まつむらカメラのブログ -2ページ目

まつむらカメラのブログ

カメラ修理や撮った写真。乗り始めたロードバイク、カラミータのお話など。

仕事で撮っている時や学生だった時はまあフィルム消費がおまんまの種なんで

いくらでも使っていましたが(語弊があるかな)

 

最近では36枚撮りのフィルムを数週間入れっぱなしも普通になってきました。

 

現像が終わらないとまあ見れないのがフィルム写真。

 

今日上がってきたのでこの数週間を振り返ります。

 

 

カメラは今回はライカⅢC。

レンズはここから数枚はジュピター35/2.8

かのカールツアイス、ビオゴン35/2.8のロシアコピーだ。

 

高校の恩師・・・なんだけどこの日はブルースの講義。

地理を教わってたはずなんだが・・・

1920年台のブルースのレコードがCDになっているのを聴きながら。

横浜野毛。

 

 

その帰り道。

横浜中華街にあるグレートハリーへ。

世界で一番のマティーニを飲みに。

アルコールを感じないマティーニなんて信じられないでしょうね。

30年という時間を経て懐かしのピーターパンも作ってもらいました。

 

次の日から夏休みをいただきましたので

彫金作家さんとのコラボ企画。Tシャツ展。

青山画廊ナダールさんにて。

分解中のキャノネットが胸元にバーンとw

もう少ししたらお店に飾ります。

 

自転車のコアなお友達が横浜に集合の巻。

 

東京から1名横浜から3名で実施しました。

 

 

常識はずれなのにまとまっている。いや~「自転車いじり」が好きな方の名作ですね。

 

私のは買い物スペシャルということでカゴ満載でした~

まあパンクして替えのチューブラー養生中で持っていかなかったのでここで私はリタイヤ。

しかし多岐に渡って教養のある方ばかりなので時間を忘れて喋りこんでしまいました。

 

ここからはお仕事始まってしまったので行き帰りのパシャパシャです。

 

レンズは今は途絶えてるライカのズミタール50/2です。

ズミクロン、ズマロンは今でも作られてますがズミタールは・・・・古いものしか残ってないですね。

 

もっとグルグルボケを想像してたのになんか素直な描写に・・・ちょっと不満(なんでだ)

 

 

 

 

うーん、バルナックライカでちょんちょんシャッターを切っていった今回の総評はというと。

手ブレが多い。

幕速が遅いので画面の半分だけブレるとかありますね。

M型ライカのほうがそのへんは有効。

また、きちっと絞ってあげてないのでかっちりした画作りはもとから望んでないけど

もっとボケるレンズを用意しようかな?

 

 

 

自宅前、というか山手警察の隣です。

 

トレックさんのお店が出来ました。

 

私なんかが出入りできないお店ですね~~

 

松村カメラのTwitter

 

ローディーが確かにいっぱい走ってますからちょうどいいのかも。

 

チューブラー扱ってないよね??

 

近所のイオンサイクルとサイクルベースあさひさんには1本ずつなら置いてあったので

まあ、いっか。

 

場違いな格好で今度入ってみましょう(冷やかし感満載)

ネガカラーフィルムを使用して作品作りをして行こうと思い始めて

半年以上が過ぎました。

 

諸々な理由で現像方法を変えたりして模索中ですが

ネガカラーを引き伸ばし機でプリントする事は最初から困難なことです。

 

なのでデジタル化なのですが、するにあたって問題点が出てきます。

 

モノクロはスキャナーでデジタル画像化することは割りと容易にできたのですが

ネガカラーはなかなか難しい。

 

オレンジベースと呼ばれるネガカラー独特のベース濃度が

フィルムによって違うため正確に抜く方法が取れないのです。

 

またスキャナーとデジカメでのデジタルデータ作りの賛否両論。

 

スキャナーでネガ取得(そこでポジ画像形成)なのかポジ入力で

画像処理ソフトによる反転がいいのか。

 

ネット上で色々探しましたが実際自分でやってみるとどれも使いにくいものでした。

 

ここからのやり方はエプソンのスキャナーによる取り込みの一例ですので

今までの方法で悩んでいる方たちの参考程度にしかならないでしょうし

わたくし自身の覚え書きのようなものです。

 

 

 

デジカメのマクロレンズがない私はスキャナーで良い画像を取り込むことに

専念しました。

 

色々スキャナーでの失敗例を見てきて思うのはピントの悪さです。

 

しかしながらフィルムの状態が悪い(乾燥しすぎてカーリングを起こしている)から

スキャナー上でピントが合ってないものが多い気がします。

 

デジカメならばカーリングしていてもメインのところはピントをあわせられますから。

 

ネガのフラットニングのためになるだけ本の間に挟んだり

新しいネガの場合には湯沸かし器をスキャナーの隣に持っていき

取り込む寸前に乳剤面に湯気を当ててフィルムをフラットにします。

 

この時マンションなんかではかなり湿度が低いでしょうからなるだけすぐに終わるようにしています。

一コマのみとかです。

 

ネガで状態がわからないようなら300dpi程度で画像だけ判断スキャニングして

本スキャンするものを選んでおくことが前段階で必要ですね。

このときはネガスキャンでポジ画像を確認しておくのが良いです。

 

さて実際に私の方法を紹介しますがオリジナルの方法なので正解かどうかわかってません。

 

今のところこの方法が一番色が出るな、というところです。

今回は本取り込みはポジで入力します。

 

 

この時環境設定で常に自動露出は実行のチェックを外して下さい。

マニュアルにします。

 

 

ヒストグラムをあけます。各チャンネルの黒三角形と白三角形の初期位置は上のとおりですが

下記のように変更していきます。

 

 

 

以下RGBの3つも移動させます。

グレーの三角はまあそのままで黒と白を画像データの両端に置きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

シャドー部に当たる所のオレンジマスクが薄くなってるのがわかるでしょうか。

アンシャープマスクも外しています。

このままスキャンしていきます。

 

 

これをフォトショップ上に上げてCtrl+I(反転)

上下180度も変換します。

 

 

眠い画像ですがハイライトのデータが無いわけではありません。

 

 

レベル補正で全体のRGBと各色の左右を切り捨てていきます。

エプソンのスキャナと同じ要領です。

 

しかしここで大まかに色と雰囲気を出しておくと良いので

黒三角を右に持っていくと黒が締まる部分が増え(データを切り捨てていく)

白三角を左に持っていくとハイライトの飛ぶ部分が増える

 

 

最後に色相・彩度で強調したい色を上げて仕上げに持って行きます。

 

完成がこれになります。

 

 

 

今回はWEBであげようとしたために35mmを4800dpiで取り込んでますが

A4出力ならば2400dpi程度、6×6ならば1200dpiで取り込む事が多いですね。

 

ではでは、いろいろ皆さんも試していただけたらと思います。

 

カメラ少女、はじめました。

のは私の姪っ子。

 

先日同居の祖父母に会いに姪っ子が来た折に

 

「フィルムカメラ、やってみたい」

 

おいおい、そういうことは早くいいなさいと思いながら

仕事場へ直行。

 

修理受けてるカメラから私の秘蔵(直せば直るバルナック)を

見せつけた所

「可愛い」「これがいい」「可愛い」

 

それがコダックレチナⅡC。

 

それ中古カメラ屋さんからの修理依頼品だから今は上げられないのよ~

 

直して、中古カメラ屋さんから買い取るからということで

その会話から一月。

 

魔法少女、じゃなくてカメラ少女始めさせました。

 

持ち方は教えてません。

 

レリーズの切り方は教えました。

 

手先が器用な子なのでフィルムの入れ方なんかは

スムースでしたね。

 

27枚撮りをあっという間に撮ってヨドバシカメラの1時間DPEで上がった写真を見てみると

最近の子はカメラ慣れしてるので日の丸構図写真が無いですね。

 

露出はかなりいい加減だったけど・・・

 

ネガカラーのレンジの広さでまあまあ見れました。

 

若い方のフィルム写真ブームが長く続くようにと

いろいろなアプローチを開始します。

 

 

フィルム現像(モノクロ)は中学時代からやっていました。

高校でカラーができるならば写真部に、と思っていたのですが

設備がないので陸上部に入りました(脈絡がない)。

高校でも陸上の写真を撮りながら友人の暗室を借り現像、プリントはしてましたね~

 

今まで何本現像したのかわからないですね~(笑)

 

最近になってC-41というカラーネガ現像をやっている方にお会いして

自家処理もありだな~と思いつつも避けていたんです。

 

その現像液のメーカーも作らなくなってまあいいやと思っていたんですが

フェイスブックでシルバーソルトという会社を見つけました。

 

ドイツの人らしく海外の現像、プリント関係を輸入されてる会社です。

 

ゾーンシステムにも造詣が深くなかなか良い方の様子。

 

最近モノクロ現像液はロジナールという液でだいたい満足してるので

それを買おうかな~とサイトをさまよっていたらC-41、カラーネガフィルム現像液が

ローライから出ていました。

送料込みで4500円ほど。

14本程度現像できるようです。

そして20度からの現像時間表付き。

前に出ていたメーカーは35度程度推奨だったので温度管理が面倒で・・・

 

1本あたり330円程度で現像できることになります。

 

これはやってみろ、との啓示かと思いw

早速買ってみました~~(漏斗を買い忘れたのは失敗だった あとで書く)

 

 

オレンジのケースの中身ですね。

 

漏斗を買うのを忘れたので現像自体はこのスタイルで行うことにしました。

(手前に見えてるのは非接触型の液温度計)

 

元のパッケージに液を戻すと空気を極限まで絞り出せるので

現像液の保存性が良くなるんです。

口が狭く自宅の漏斗では戻せないので・・・・

 

開き直って560CCのケースを買い、それに保存。

若干空きがあるスペースにはライターのガスを充填させて

空気(酸素)と遮断の方法を取りました。

ライターのガスは空気より重いのでそこそこ遮断の効果があるようです。

 

1は現像液、2は漂白、3は定着の3液構成。

液温の換算表があるので室温にあわせて現像するアバウトな形式で

行くことにしました。

 

幸い水道水もほぼ同じだったので途中の水洗も問題なく行きそうです。

 

レシピは25度(室温液温は25.5度)なので

前浴    3分

現像    12分30秒

中間水洗 1分

漂白    6分

中間水洗 1分

定着    7分

水洗    10分

 

まあ本来38度で行うものなのでこんなものでしょうね~

撹拌も30秒に1度というレシピが付いていましたが

その辺は自分の慣れているパターンがあるのでそれで現像ムラもありませんでした。

 

せっかくなので色を撮りましょうということで。

 

2枚ともジュピター35mm ライカⅢcです。

4隅に内面反射が出てしまってますが愛嬌があるのでそのままです。

 

エプソンのフラットヘッドスキャナーを使ってます。

ポジモードでスキャンしてからホワイトバランスでネガのオレンジを抜いて・・・

という方法もあるようですが一応スキャンする前に領域を広げてからオートで

スキャンし好みの色合いに持っていくほうが楽なような気がしますねー

 

良い雲が出ていたので。

 

ニッコール28/2.8 ニコンF2 PLフィルター

 

PLフィルターを使ったほうが色にコクが出ますね~カラーのときは必須だと思います。

紅葉の山を撮る時などもPLのあり、無しでかなり変わりますね~

 

私は72mm経だけ持っていてすべてステップダウンリングで対応しています。

PLフィルターの有無です。

 

これを見てフィルム現像に興味を持っていただければ幸いです。

 

自宅の台所でかんたんに出来るのでチャレンジしてみてくださいね~

現像タンク、フィルムクリップ位純正のものが良いですが他のものは

家庭用でなんとでもなりますよ(笑)

 

興味のある方はご連絡下さい~~

 

通常のモノクロも。

クセナー75mm ローライコード イルフォードデルタ400

 

現像液 ロジナール1+50希釈 24度 

現像   12分

水洗    1分

定着    5分

 

カラーは色を撮り、モノクロは光を撮っていきたいと思います。