大阪に生活の基盤をおいてから、40年経とうとしている。

久しぶりに故郷に戻った。

今、18歳まで育った下関にいる。

潮の香りと船から漂う油の臭いが懐かしい。

何度も何度も関門海峡の絵を描いた。

故郷の街並みは変わっていない。

変わったのは人だけ。

父も母も今年で86歳になる。

古びた家と二人の顔のしわが時間の経過を物語っている。

二人とも健康そうだが、あと5年はないだろう。

そろそろ覚悟しないといけない。

私はひとりっ子!

お別れの準備を少しづつする時が来ている。

そして残りの時間を大切にする。