支払ってる年金保険料はどこにいってるの?? | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

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知れば知るほど奥深い年金制度!
僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

さて…支払った年金保険料ってどこに行ってると思います?
将来の為に積み立ててると思います


付加年金のような一部を除き、実は年金保険料は自分のためにお金払ってるわけじゃありません。
年金受給者に支払われています
積立てる(積立方式)わけじゃなくてこういうやり方だから、難しい言葉で賦課方式っていいます。
(もちろん保険料払わないと将来、自分にも年金は支払われないですが…)


保険料支払ってる人が受給者を支えている状況です。


だから単純に、保険料支払ってる人が少なくなれば、その分支える人の負担が増えちゃうわけです。

少子高齢化が進んでるから若い人はますます負担が増えてしまう。


あと、冒頭で年金保険料は受給者に回っていると言いましたが、保険料がそっくりそのまま年金として支払われているわけじゃありません。


細かい事言うと、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)ってところで保険料を運用して増やしつつ、年金機構が受給者に年金支払ってるわけです。


本来はGPIFは保険料から年金支給にお金を回し、保険料より給付が少なかったら積立金として積立し、それを株式や債券市場で運用します。

今の所、GPIFには130兆円くらいの年金積立金があります。


なんで積立金なんかあるのかというと、保険料だけで年金の給付を行うとすごく負担になるから、その積立金を使ってあまり若い世代の保険料負担が増えないようにしてるんですね。

だから、積立金を市場で運用して運用益を出して積立金を増やすという事をやってるわけです。

積立金無かったらおっそろしい事になります(^^;;


一応、運用は長期的な観点から安全かつ効率的に運用する…とはなってますが、株式や債券で運用してるからもちろん損失を出す事もあります。すでに損失出してますが…


ここ数ヶ月で、積立金増やすために外国株式や国内株式の割合をだんだん引き上げて、最終的には国内債券35%、国内株式25%、外国株式25%、外国債券15%になるんですが、株式の比率上げといてリーマンショックみたいな事があったらちょっと怖いなというのはあります。


もともと60%くらいあった国内債券を35%まで大幅減らして、今は株式を倍くらい上げてますもんね(^^;;


僕は経済学に詳しくはないのでなんとも言えないですが…貴重な積立金の損失がデカくなりかねないのはね~…


GPIFって言葉がニュースや新聞に出たら要チェックです!


というわけで、更新遅くなっしまったので今日はこの辺で~(^-^)/


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